2018年11月21日(水)

さいたま市、シェア自転車を実証実験 アプリで状況確認、市内で500台が稼働中 本格導入目指す

市シェアサイクル普及事業実証実験の基本協定書に締結した「横井晃社長(左)と清水勇人市長=さいたま市浦和区

 さいたま市は新たな都市の交通システムとして市内全域で「シェアサイクル普及事業実証実験」を始め、実験に参画するサービス業「オープンストリート」(本社・東京都港区)と基本協定を結んだ。市が公共用地を無償提供し、同社がサイクルポート(小規模駐輪場)の整備や運営を行う。

 同社は「HELLO CYCLING」というブランド名で全国1200カ所にポートを設置。首都圏では既に東京都台東区や千葉市でも実証実験に参画している。

 スマートフォンのアプリを利用し、各ポートの利用状況を瞬時に確認できる。また採用する電動アシスト自転車にはGPSを搭載したスマートロックが取り付けられ、自転車を単体で貸し出しや返却、料金決済ができるのが特徴だ。

 市内ではコンビニエンスストアなど190カ所以上にポートが設置され、約500台の自転車が稼働している。利用料金は15分60円、24時間最大で千円。

 市は2013年5月から、JR大宮駅を中心とした半径3キロ圏内で「コミュニティサイクル」事業を実施している。月額2900円で定期利用もでき、駐輪場の精算機で決済を行う。今日の実験では、本格導入に向けた課題を整理するとしている。

 同社の横井晃社長は「市民からの要望に応え、地域に愛されるシェアサイクル事業を展開していきたい」と述べた。

 清水勇人市長は「今後オープン社と連携して、利用状況の分析や効果を検証し、自転車利用の環境整備に努めていきたい」と話している。

 実証実験は21年3月31日までを予定。本年度に順次ポート設置、19年度にデータ収集、20年度にデータ分析評価や採算性の検証を行う。

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