2018年10月26日(金)

山田うどん「夜ごはん」本格投入 午後5時以降限定の定食、売り上げ拡大へ 「夜ごはん」メニューの内容は

山田うどんが夜ごはんで投入した「3種のタレで食べる唐揚げ定食」(左)、「山田の特製豚汁定食」(右手前)、「煮込みハンバーグ定食」(右手奥)

 外食チェーンの山田食品産業(所沢市)は10月から、「山田うどん食堂」「山田うどん」で、午後5時以降限定の定食「夜ごはん」を始めた。夕方以降の時間帯限定メニューは、期間限定で提供したことはあるが、本格投入するのは初。

 個人客のランチタイム利用が多く売上比率も半分程度を占める同社。近年、複数人での来店が見込めるファミリー層の集客に努めており、「夜ごはん」投入で既存客の囲い込みのほか、家族層など新規顧客を掘り起こし、夜の時間帯の売り上げ拡大を狙う。

 「夜ごはん」のメニューは、「煮込みハンバーグ定食」(税込み780円)「山田の特製豚汁定食」(同680円)「3種のタレで食べる唐揚げ定食」(同750円)の三種類。子どもに人気が高いだけでなく、これまでのメニューにないもので、真新しさを出すために、この3定食を投入した。

 豚汁定食は「店員の大半が女性なので、『母親』感を出したものを入れたかった」(同社担当者)と話す。

 人気のもつ煮「パンチ」の定食メニューなど既存メニューには、うどん、そば、ラーメンなど麺類が付くセットがある。しかし、「定食のイメージを訴求するほか、女性客にボリューム感を感じさせないようにしたかった」(同)として、夜ごはんには麺類セットは設定していない。

 これまで「山田うどん」各店の1日の売上中、午後5時以降が占める割合は3割弱の一方、午前11時〜午後2時のランチタイムは、5割弱と高い。「主な来店客はトラックドライバーや車移動の会社員で、仕事中に来店する個人も多く、高い割合になっている」(同)という。

 そのため同社では近年、複数人での来店が見込める子育て世代などファミリー層に着目。同層の集客が「各店の売り上げ向上と、事業の成長に不可欠」として力を注いでいる。

 集客に向け、これまで県の「パパ・ママ応援ショップ」に協賛し、子育て世代への割引特典を提供したり、期間限定の夜メニューの提供などを行ってきた。

 さらに「定食屋の一面もファミリー層に訴えたい」と、7月以降の新規出店の店名は全て「ファミリー食堂 山田うどん食堂」に統一。既存の「山田うどん」も今後、改修時に順次店名変更することを決めた。夜ごはんは、より本業である料理の面で「定食での利用をPRしたい」との狙いから提供を始めた。

 店外ののぼり、店内ポスターなど各種販促物、店員の積極的な声掛けでPRを推進し、売上比率の上積みにつなげる。

購読申し込み 携帯サイト