2018年10月12日(金)

日高市元職員を再逮捕 会計担当する外郭団体の預金着服容疑 通帳も管理、届け出印の保管机は無施錠

日高市役所=日高市南平沢

 病死した男性のクレジットカードを不正に利用したとして日高市職員が逮捕された事件で、県警捜査2課と飯能署は11日、市の外郭団体の預金を着服したとして、業務上横領の疑いで、狭山市広瀬東4丁目、元市職員で無職の男(47)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 再逮捕容疑は6月18日、市のイベント「日高かわせみの里ツーデーウオーク実行委員会」の預金口座から現金80万円を引き出し横領した疑い。

 同課によると、6月に同口座から引き出された現金の一部が男名義の口座に入金されていたという。日高市内の金融機関の防犯カメラに、引き出しをする男の姿が映っていたことなどから犯行を特定した。県警は男が引き出した現金を自己目的で使用していたとみて調べている。

 市によると、男は当時、教育部生涯学習課に勤務。市の外郭団体の会計事務などを担当していた。通帳は施錠された書庫で保管されていたが、男も鍵を所持し、届け出印は施錠されていない事務机内で管理されていたという。

 男が会計に関与した業務で計約600万円の使途不明金が見つかり、市は9月に被害届を提出。市体育協会の口座からも現金が引き出されていることから、県警で関連を調べている。

 男は、引受人がいないため市が遺体を引き取った男性=当時(79)=の遺品のクレジットカードを使った詐欺罪で起訴されている。

 市は10日、男を懲戒免職処分にした。相磯剛啓総務課長は11日、埼玉新聞の取材に「職員当時の行為によって再逮捕に至り、大変遺憾に思う。横領されたお金については早急に全額回収できるよう弁護士を通じて交渉を進めていきたい」と話した。

購読申し込み 携帯サイト