2018年9月29日(土)

女性に成り済ました者、印鑑登録変更を申請…さいたま市が本人確認怠り変更 地裁、さいたま市に賠償命令

さいたま地方裁判所=さいたま市浦和区高砂

 さいたま市が本人確認を怠ったことにより無断で印鑑登録を変更され、所有する土地の売買を取り消すための訴訟費用がかかったなどとして、同市緑区の女性(80)が市を相手取り、弁護士費用など約1300万円の支払いを求めた訴訟の判決が28日、さいたま地裁であった。斎藤清文裁判長は「市職員は職務上の注意義務を尽くしたとはいえず、本人と判断して印鑑登録した手続きは違法」として、約715万円の支払いを命じた。女性が精神的苦痛を受けたとする慰謝料の請求については、「財産的損害が回復される」などとして棄却した。

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