2018年8月25日(土)

120年ぶり屋根吹き替え、生まれ変わる玉敷神社 10月末に完成予定 創建は文武天皇の703年

社殿の銅板屋根のふき替えが進められている。後方は本殿の屋根=加須市騎西の玉敷神社

 加須市騎西の玉敷神社(宮内由紀子宮司)で、社殿の拝殿、幣殿、本殿の銅板屋根のふき替えが120年ぶりに行われている。20日からは玉敷神社神楽殿のかやぶき屋根のふき替えも16年ぶりに始まった。宮内宮司は「平成の大改修事業で玉敷神社は生まれ変わります」と話す。

 同神社は江戸時代後期まで「勅願所玉敷神社、久伊豆大明神」と称された。御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。またの御名を大国主命と言う。七福神の大黒様の名でも知られる。創建は文武天皇の703(大宝3)年とされている。

 現在の本殿は1816(文化13)年の建築。彫刻は江戸3名工の1人、5代目後藤茂右衛門の作で、巧みな造形が随所にある。玉敷神社という名称は日本でただ一社のみ。ご神宝である獅子頭を迎える祓(はら)えの行事「お獅子さま(おしっさま)」で広く知られている。

 宮内宮司によると、社殿の銅板屋根のふき替えは今年1月下旬から始まり、10月末完成予定。総事業費は約8千万円。ぴかぴかの銅板屋根と金箔飾りを施し、荘厳さときらびやかさを増す。

 一方、珍しいかやぶき屋根が特徴の玉敷神社神楽殿は1836(天保7)年の築造。かやぶき屋根のふき替え総事業費は約800万円。国、県と市の補助を受けている。趣のある神楽殿がそのままの姿を残す。

 同神楽殿は同市指定有形文化財になっている。神楽殿では2月1日、5月5日、7月15日、12月1日の年4回、玉敷神社神楽(国指定重要無形民俗文化財)が奉納されていて、ファンは多い。

 同神社では、平成の大改修を機に、社務所受付の「藤の間」を昨年改修した。大改修に伴う予定総事業費は約1億300万円になるという。

 問い合わせは、同神社(電話0480・73・6022)へ。

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