2018年8月11日(土)

ショック、声も出ない…らき☆すた聖地・鷲宮神社の大鳥居が倒壊 100年前に建立 鳥居の根元にハチの巣

東に向かって倒壊した鷲宮神社の大鳥居=11日午前、久喜市鷲宮
多くの人々が見守る前で行われた撤去作業=11日午後、久喜市鷲宮

 11日午前10時40分ごろ、久喜市鷲宮の鷲宮神社参道の大鳥居が倒壊した。倒れる際、鳥居前を通行していた乗用車後部に鳥居の一部が当たったが、運転していた男性にけがはなかった。朱色の鳥居は関東最古とされる同神社のシンボルで、最近では人気アニメ「らき☆すた」にも登場し、「聖地」として大勢の人々に親しまれていた。倒壊の一報を聞き、神社には近所の住民やファン、参拝客らが次々と訪れ、壊れた鳥居が撤去される様子を見守りながら「ショック」と話していた。

 神社関係者によると、鳥居はスギ材の木製で、約100年前の明治末期に建立された。高さ約8メートル、幅4〜5メートルで、本殿に続く参道に東を向いて立っており、1954(昭和29)年、73(昭和48)年に補修工事が行われている。定期的に安全点検も行われており、正月の初詣を前に、昨年末にクレーンを使って点検を行った際にも問題はなかったという。

 11日午前、本庄市の男性(49)が参拝を終え、駐車場から車で出ようとした際、鳥居が東側に倒れた。これまでに、ゆがみ、傾きといった倒壊の前兆はなかったが、鳥居に向かって左側(南側)の折れた柱の根元の銅版に覆われた部分が腐食しており、何らかの原因で左側の柱が初めに折れ、倒壊したとみられる。折れた左側の柱の根元からは、ハチの巣が見つかった。

 近所の団体職員野村哲也さん(36)は「11時ごろに知り合いから鳥居が倒れたと聞いて駆け付け、驚いた。古いものなのでよくこれまで持ったと思う。けが人がなくて良かった。ここのところの雨風や台風でダメージがあったのかも」と驚いた様子を見せる。

 久喜市の会社員矢野かほりさん(41)は「願掛けに来るたび、いつも見ていた鳥居なので、悲しいというより、衝撃で声も出ないほど驚いている」と話した。近所に住む竹井恵一さん(36)は「鳥居は鷲宮のシンボル。小さい頃から見ている鳥居なのでショックだ」と話していた。

 神社関係者によると、まずは参道の安全確保を優先するとしており、今後、鳥居をどうするかについては現段階では未定だとしている。

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