2018年8月2日(木)

翼広げた巨大コンドル出現 ナスカの地上絵など、行田の田んぼアートが見頃 異常な暑さで被害、補植で対応

猛暑の影響を受けながらも補植で対応し、見頃を迎えている田んぼアート=行田市小針

 行田市小針の「田んぼアート」が見頃を迎えた。今年のテーマは、「大いなる翼とナスカの地上絵」。隣接する公園「古代蓮の里」内にある古代蓮会館の展望室(高さ約50メートル)からは、ダイナミックに翼を広げた巨大なコンドルやナスカの地上絵が一望できる。

 一部の稲で猛暑被害に遭ったものの、補植で対応。全体的には順調に育ち、見頃は8月末ごろまで続く見込みという。

 田んぼアートは11年目。2015年には世界最大として、ギネス記録に認定された。今年は約2・8ヘクタールの田んぼをキャンバスに見立て、色彩の異なる8種類の稲で図柄を表現。グラデーションをつけてより立体的に見せるなど、新たな試みにも挑戦した。

 隣の熊谷市では7月23日に国内観測史上最高の41・1度を記録するなど、今年は異常な暑さに見舞われている。同市農政課によると、記録的な猛暑で暑さに弱いオレンジ色と黄色の稲が枯れてしまい、コンドルの頭やくちばし、古代ハスの花弁などの部分で水面が露出する事態が発生。補植を行い対応している。

 古代蓮会館を管理する行田市産業・文化・スポーツいきいき財団の新井大事務局長は「園内は暑いが、涼しい展望室でぜひ迫力ある田んぼアートを堪能してほしい」と呼び掛けている。

 伊奈町から家族で訪れた本多敏夫さん(67)は、「毎年楽しみにしている。細かい絵柄が表現できていて素晴らしい」と笑顔。孫の連凰(れお)ちゃん(2)も「おーおー」とはしゃいでいた。

 同館では田んぼアートのテーマに合わせ、ナスカの地上絵があるペルーに関連した展示やイベントを実施している。19日には「ペルー音楽コンサート」(午前11時、午後2時の2回公演)を開く。入館料は高校生以上400円、小中学生200円。

 問い合わせは、同館(電話048・559・0770)へ。

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