2018年6月2日(土)

東京外環道・三郷南IC―高谷JCT間が開通 TDRなどへの往来に「とても便利」埼玉県民からも期待の声

来賓や招待者を乗せた車両が開通区間を走行した「通り初め式」=2日午前、千葉県市川市の北千葉ジャンクション(仮称)付近
地元産の梨ジュースで乾杯する参加者ら=1日夜、千葉県市川市の北千葉ジャンクション(仮称)付近のトンネル内

 東京外郭環状道路(外環道)の三郷南インターチェンジ(三郷市)〜高谷ジャンクション(千葉県市川市)間が2日、開通した。都心を通らずに埼玉から千葉湾岸部の東京ディズニーリゾートなどに往来できるようになる。埼玉県民からも「とても便利」と声が上がり、観光促進や物流の効率化が期待される。

 市川市で開かれた記念式典には、石井啓一国土交通相、東日本高速道路の広瀬博社長、森田健作千葉県知事、開通区間の三郷市、千葉県松戸市、市川市などの自治体関係者、国会議員ら多くの来賓が出席。開通セレモニーでは、来賓や関係者と一緒に地元の小学生が参加し、テープカットとくす玉開きが行われた。

 セレモニー後には「通り初め式」が行われ、地元の高校生によるマーチングバンドの音楽に合わせて、来賓や招待者を乗せた車や大型バスが出発。新しく開通する松戸インターチェンジと高谷ジャンクションの間を走行した。

 国土交通省関東地方整備局によると、今回の開通により外環道が四つの高速道路をつなぐことで東関東道〜関越、東北、常磐道への所要時間が18〜26分短縮される。東京ディズニーリゾートや幕張メッセなど大型施設が点在する千葉湾岸エリアと、埼玉や北関東エリア間のアクセスが向上。川越から東京ディズニーリゾートまでの経路は、首都高5号池袋線を経由する都心ルートの所要時間82分が、外環ルートを使うと75分で約7分短縮される。

 外環道は東京都心から半径15キロをつなぐ延長85キロで、今回の開通区間は15・5キロ。走行可能区間が延長することに伴い、外環道通行料金の上限額が従来の750円から1020円に変更された。

■外環道で乾杯 住民400人参加

 開通前日の1日夜には、市川市の北千葉ジャンクション(仮称)付近の半地下トンネル内で、「東京カンパイ自動車道」が開催された。3千人を超える応募者の中から抽選で選ばれた約400人の地域住民らが、約200メートル並べたロングテーブルで一斉に祝杯を挙げた。

 この催しは計画から約半世紀かけて完成した同区間の開通を、工事関係者だけでなく地域住民や利用者らと共に祝おうと、「東京外かく環状道路(千葉県区間)整備促進市川・松戸市民会議」が企画。参加者は外環道のイメージカラーの青と緑に彩られた幻想的な空間で飲食と音楽を楽しんだ。

 家族4人で参加したさいたま市浦和区の東ケ崎雅義さん(42)は「都心の渋滞を避けて成田空港や東京ディズニーリゾートに行けるのでとても便利。千葉方面に出掛けることが増えそう」と期待大。息子の拓真君(8)は「隣の人と(乾杯)リレーして楽しかった」と話していた。

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