2018年5月10日(木)

スリッパの臭いで行方不明の男性発見、冷え込み命の危険も お手柄の警察犬、狭山署がジャーキーのご褒美

犬用ジャーキーを贈られたホルダを中央に(左から)角田敏夫署長、鳥実亮太さん、堀内寿子さん=9日、狭山署

 行方不明となったお年寄りの発見に貢献したとして、狭山署は9日、大井警察犬訓練所(川越市中福)の堀内寿子所長(81)と警察犬指導士の鳥実(とりみ)亮太さん(28)に感謝状を贈呈した。

 お手柄を挙げた警察犬ホルダ・フォン・デア・フェルシュタントハイム(ジャーマンシェパード雌、5歳)には、ご褒美の犬用ビーフジャーキーが贈られた。

 同署によると、4月16日午後11時15分ごろ、狭山市の84歳男性が午後4時以降、所在不明との届け出が家族から警察にあった。派遣要請を受けた同訓練所は、ホルダと担当の鳥実さんを出動させた。

 男性が自宅で使用していたスリッパの臭いを覚えたホルダは、捜索開始から約45分後の17日午前1時10分ごろ、自宅から約1・5キロ離れた路上で縁石に座り込んでいる男性を発見した。「ホルダの能力を信じて、自分はついていくだけだった」と鳥実さん。

 発見当時、路上は冷え込み、男性は薄着でぐったりしていたという。命の危険もあっただけに同署の角田敏夫署長は「犬の優位性を発揮してくれた。とても頼もしい」と笑顔。ホルダは昨年2月にも、川口署管内で行方不明者を発見し表彰されている。

 堀内さんは「追跡活動が困難なケースも多い。よく見つけてくれた」とホルダを褒めていた。

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