2018年4月29日(日)

鉄道博物館・車両ステーションが改装 新幹線が走り出すような映像装置を新設 展示車両で旅する気分にも

迫力の映像を映し出す巨大スクリーンなどが新たに設置された鉄道博物館の車両ステーション

 さいたま市大宮区の鉄道博物館本館1階で歴代車両を静態保存、展示する「車両ステーション」が26日、リニューアルオープンした。

 上部壁面に巨大スクリーンを設置し、戦前の蒸気機関車や、かつての食堂車など、同館が収蔵する貴重な映像を上映するほか、展示されている「200系新幹線」の前には、のぞき込むと目の前の新幹線が走り出すかのような映像を楽しめるAR(拡張現実)装置「新幹線スコープ」が新たに設置された。

 1904(明治37)年に電車「デ963」として造られ、飯田町〜中野(現中央線)で活躍した後、電車の部品を取り外して客車となった「ハニフ1」車両では、車体に映像を投影する「プロジェクションマッピング」を実施。運転手や乗客が車内にいる様子や四季の中を走る情景が再現される。また、34(昭和9)年製の「キハ41300」車両では外部壁面に山梨県、長野県を走るJR小海線で撮影された車窓の映像を投影。実際に電車に乗って旅をしているような気分を味わえる。

 同館では大型連休期間中は休まず開館し、5月3〜5日は時間を30分早めて午前9時半に開館する。

 同館学芸員の奥原哲志さんは「7月5日に新館がオープンするのを前に、現在のデジタル技術を駆使した展示で、車両そのものを楽しんでいただければ」と話している。

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