2018年3月30日(金)

世界最高賞に輝き完売か ベンチャーウイスキー(秩父)のイチローズモルト 昨年に続き2度目の世界一

授賞式で世界最高賞の楯を手にする肥土伊知郎社長(右から2番目)と吉川由美ブランドアンバサダー(中央)=22日(現地時間)、ロンドン(ベンチャーウイスキー提供)

 世界で最も権威あるウイスキーコンペティション「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2018」が22日(現地時間)、英・ロンドンで開催され、ベンチャーウイスキー(秩父市)の「イチローズ モルト&グレーン リミテッドエディション〜ジャパニーズブレンデッドウイスキー〜」が、「ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース」部門で、世界最高賞を受賞した。WWAでの受賞は昨年に続き2度目。

 同部門は、モルトウイスキー(大麦麦芽だけを原料にしたウイスキー)に、グレーンウイスキー(大麦麦芽のほかトウモロコシなど穀物を原料にしたウイスキー)を混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーで、製造が5千本以下と限定的に造られた商品が対象。

 今回受賞したウイスキーは品質とともにブレンドの技術も高く評価された。

 肥土伊知郎社長(52)は、「昨年に続いて連続受賞ができた。サントリーやニッカといった受賞常連メーカーの中に、うちのようなクラフトディスティラリー(小規模蒸留所)も仲間入りできたようで、大きな自信につながる」と喜びを語った。

 受賞したウイスキーは、秩父と羽生のモルト原酒に国産グレーンをブレンドした純国産で、今月中旬に限定500本で全国の大手百貨店に出荷されており、今回の受賞を受け、完売が予想される。

 授賞式に出席した同社の吉川由美ブランドアンバサダー(36)は、昨年とは異なる部門で世界一になったことにも意義があると言い、「昨年受賞した部門は、主に蒸留所の風土や造りなどが試される部門だったが、今回は(肥土社長の)ブレンダーとしての技術も評価されて世界一になった」と胸を張った。

 WWAは15部門でそれぞれ世界最高賞を決める。主要部門の「ワールドベスト・シングルモルト」で、サントリーの「サントリーシングルモルトウイスキー 白州25年」が最高賞に輝くなど、ジャパニーズウイスキー3銘柄が世界最高賞を受賞した。

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