2018年2月20日(火)

小児がんの子どもらへ、小1女児が伸ばし続た髪を寄付 体験作文が最優秀賞、母と同じ病気で髪欲しい子いる

最優秀賞を受賞した新井美結さん(左)と母親の尚子さん

 熊谷市立西小学校1年生の新井美結さんが、日本新聞協会NIE委員会主催の「第8回一緒に読もう、新聞コンクール」小学生の部で最優秀賞を受賞した。

 髪の毛を寄付する「ヘアードネーション」のことを新聞記事で知り、生まれてから伸ばし続けていた髪を小児がんの子どもたちへ寄付した体験の作文が、全国6491編の中から選ばれた。

 母親の尚子さん(41)は乳がん患者。地元のNPO法人「くまがやピンクリボンの会」サバイバー茶話会に参加したことがきっかけで、東松山市の医療美容室「けあるーむKAMI結」の医療美容師の真子桂子さん(45)と出会った。

 医療用ウィッグとして使える長さは31センチ。美結さんは生まれてから一度も髪を切ったことがなく腰の長さまであった。「髪を切ると血が出て痛いと思ったの。でも、母と同じがんという病気で髪が欲しい子がたくさんいることを新聞で知って切ることにしました」と美結さん。

 「1人の子にウィッグを贈るのに、20人〜30人分の髪の毛が必要です」と真子さん。美結さんが髪を切った時、断髪式のように母尚子さんも美結さん自身も自分でハサミを入れた。

 真子さんは「新井さん母子の思いを乗せて、小さな協力者に勇気づけられウイッグを待っているお子さんへの応援になったと思います」と、笑顔を見せた。

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