2018年2月15日(木)

大塚家具、さいたまや川口に出店検討 オープンした八木橋店では久美子社長も接客 父の匠大塚との競争は

IDC OTSUKA八木橋店の開店には、大塚久美子社長も訪れて、接客対応を行った=14日午前、熊谷市仲町の八木橋百貨店

 熊谷に県内3店舗目を出店した大塚家具(東京都)の大塚久美子社長は14日、埼玉新聞のインタビューに応じ、さいたま市や川口市に出店を検討中であることを明らかにした。また業績回復に向け、主力商品群のリニューアルや、百貨店などに2千平方メートル未満の面積で出店を推進するとの考えを示した。

 春日部、入間に続き、熊谷で店舗をオープン。それぞれ県東、西、北部に位置しているだけに、次の出店地はさいたま市、川口市といった南部にしたい考え。大塚社長は、この地域を消費者の購買意欲が高い地域との認識を示した上で、「物件を探している。大型や小型の形式問わず出したい」と述べた。

 大塚家具は2017年12月期単独決算の損益は72億円の赤字で、過去最大を更新した。しかし、「昨年まで店舗の入れ替えなどがあまり進まず苦労したが、今年は進むと思う。新商品投入効果もあり、改善が進むと思う」と業績回復へ前向きな言葉を述べた。

 今後の成長戦略は、百貨店内に店舗を開設し、商品供給にとどめて配置人員を減らし、人件費や賃料を抑える提携での出店を推進する。既に西日本の百貨店で堅調に実績を積む中、この日、開店した八木橋百貨店も同様の形式。

 「かつて深谷市や群馬県太田市に自社店舗があった時の利用客や、八木橋の顧客のニーズに応えたい」と笑顔を見せた。今後については、「お客さまが行き慣れた百貨店などに出店し、良い商品を提供したい」と話した。春日部、入間の両店は「堅調だ」と述べた。

 昨年提携した、貸会議室運営のティーケーピーとの連携では、両社で最近流行の「コト消費」に着目。店内に催事場設置を検討中で、「催事場で家具を入手することでどのような体験ができるか、家具にどのような逸話があるのかなどが訴えられるようにしたい」と期待に力を込めた。

 父・勝久氏が展開し、県内では春日部市で競合する匠大塚(東京都)について、「前向きな競争をするのが、健全な姿」と切磋琢磨(せっさたくま)するとの姿勢を述べるにとどめた。

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