2018年2月3日(土)

JR大宮駅前の整備加速へ さいたま市当初予算案、一般会計は過去最大の5544億円

2018年度当初予算について説明する清水勇人さいたま市長=2日午後、さいたま市役所
さいたま市2018年度一般会計予算案

 さいたま市の清水勇人市長は2日、2018年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・6%増の5544億5千万円で3年連続で過去最大を更新。将来を見据えた積極投資が目立ち、大宮駅の周辺整備や交流拠点施設の開設により、交通結節点の利点を生かした東日本の中枢都市づくりを加速化させる。教育や福祉などの分野にも重点配分し、市民満足度の向上も目指す。

 定例会見で清水市長は「さいたま市は21年に満20歳を迎える。成熟した新しい市の創造に向けて、さらに施策を展開していく予算」と述べた。

 歳入は教職員の人件費の移管に伴う税源移譲や所得増を見込み、個人市民税が30・1%増の1241億円に伸びた。市税全体では12・5%増の2604億円。借金に当たる市債は普通建設事業費の増加により16・0%増の680億円。市債依存度は前年度より1・2ポイント増の12・3%に拡大。市債残高見込みは18年度末で4728億円となり、市民1人当たりの借金に換算すると36万6千円となる。

 歳出は大宮区役所新庁舎整備などで総務費が24・0%増の553億円。全体の35・1%を占める民生費は1・8%増の1949億円、教育費は19年4月の開校を目指す大宮国際中等教育学校整備などで3・6%増の975億円。

 主な新規・拡大事業は、大宮駅東口の再開発推進や西口の基盤整備などに70億8796万円を計上。市民会館おおみやの機能も再開発ビルに移転する(40億6587万円)。東口には18年度、東日本の交流人口拡大とビジネス活動促進を図る「東日本連携支援センター」を開設する(2億6710万円)。

 福祉・教育分野では、出産間もない産婦への健診助成や心身ケア費として4396万円を計上。子どもの数が急増している浦和美園地区に、19年4月開校予定の美園北小学校と美園南中学校の整備費72億2007万円も盛り込んだ。

■18年度当初予算案

一般会計 5544億5000万円(4・6%増)

特別会計 3087億4600万円(8・5%減)

企業会計 1305億6780万円(6・7%増)

合計 9937億6380万円(0・4%増)

■主な新規・拡大事業

・JR大宮駅の周辺整備 70・8億円

・東日本連携支援センターの設置 2・6億円

・市民会館おおみやの機能移転 40・6億円

・岩槻人形博物館の整備 12・1億円

・市立大宮国際中等教育学校の整備 27億円

・美園北小学校と美園南中学校の新設 72・2億円

・指定難病患者の医療費の公費負担 14・5億円

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