2018年2月2日(金)

出版大手KADОKAWA、所沢に本社機能の移転検討 「ところざわサクラタウン」20年夏の開業へ地鎮祭

ところざわサクラタウンの完成予定図
地鎮祭で鍬入れをする(右から)カドカワの松原真樹社長、角川歴彦会長=所沢市東所沢和田

 所沢市東所沢和田の旧所沢浄化センター跡地で文化複合施設「ところざわサクラタウン」の開発を進めている出版大手KADОKAWA(カドカワ、東京都千代田区)は1月31日、現地で地鎮祭を行った。2020年4月の完成、同年夏に開業の予定。

 事業関係者ら約250人が出席した。カドカワの松原真樹社長は式典前の記者会見で「新たな文化創造とイベント集客などを通じて、市民、県民と共生し発展していきたい」と抱負を述べた。サクラタウンには同社の新オフィスも開設され、松原社長は所沢市に本社機能の移転を検討していることも明らかにした。

 周辺開発に当たっては所沢市と連携し、新たな街づくりを通じた文化発信を目指す「クール・ジャパン・フォレスト構想」を進めている。式典に出席した藤本正人市長は「クールジャパンの発信拠点となり、多くの人に愛されるランドマークとなることを期待したい」と語った。

 ところざわサクラタウンは約4万平方メートルの敷地に、図書館や美術館、博物館を融合した「角川ロックミュージアム」を整備。建築家の隈研吾さんが設計した巨大な岩に見立てた建物で、漫画やアニメ、ライトノベルなどポップカルチャーを楽しめ、一帯のシンボル的建造物となる。

 最大1800人収容の多目的ホールと、劇場映画が上映できるシアターホールを設置した「ジャパンパビリオン」、多様な出版物や商品を販売する「ダ・ヴィンチストア」ほか、製本・物流工場、オフィス、ホテル(33室)を整備する。

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