2018年1月31日(水)

大宮、浦和、岩槻が大げんか 吉本興業、さいたま舞台の映画制作 ジャンポケ斉藤さん、しずる池田さん出演

公開された映画のリハーサル場面。(左から)主役の白石優愛さん、村田綾さん、ジャングルポケット斉藤慎二さん=29日午後、さいたま市浦和区のさいたま商工会議所会館

 さいたま市が舞台の映画「たまえのスーパーはらわた」が制作されることとなり、撮影の様子が29日、同市浦和区内で公開された。主人公、浦野玉恵役を演じるのは女優の白石優愛(ゆあ)さん(16)。浦和のうなぎ、大宮の盆栽、岩槻の人形などが題材で、特産を巡り3地域が“大げんか”しつつも、一つにまとまる姿をコメディ・タッチで描く。地域色あふれる作品は4月の「沖縄国際映画祭」に出品される。

 「たまえのスーパーはらわた」は、吉本興業(大阪市)が同映画祭の「地域発信型映画」部門への出品作品としてさいたま市、さいたま商工会議所、さいたま観光国際協会などの協力で制作。同社は2011年からこれまでに全国各地を舞台とした映画70作品を制作しており、県内が舞台となるのは飯能市で撮影された「歴史の時間」(16年)に続き2作品目となる。

 今作品は、浦和区内のうなぎ料理店の娘で、ホラー映画監督志望の女子高校生、玉恵のもとに、市のPR映像の監督の依頼が舞い込むところから始まる。ところが、浦和、大宮、岩槻の3地区の担当者がうなぎ、盆栽、人形と、それぞれの特産を自己中心に推し始めて大げんか。市として一つのチームを目指す姿がコメディとして描かれる。

 監督、脚本は上田慎一郎さんが務め、白石さんほか、漫才グループ「ジャングルポケット」の斉藤慎二さんと太田博久さん、入間市出身で漫才コンビ「しずる」の池田一真さんらが出演。さいたま観光大使で同市出身の村田綾さんも市観光課の職員役で出演する。

 会見した上田監督は「うなぎ店、盆栽園、人形店などへ取材を通じ、地域の推しを知ることができた。楽しく愉快な作品としていきたい」と意気込みを話す。協力する市シティセールス部の神田篤部長は「映画を通じ、市内外の方に市の魅力が伝わることを期待します」と話していた。

 吉本興業によると、撮影は大宮盆栽美術館をはじめ、さいたま市内で2月1日まで実施。映画祭終了後の今夏には、市内映画館での特別上映も予定されているという。

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