2018年1月5日(金)

クレヨンしんちゃんの曲歌う歌手・石野ゆうこさん、京都・和束町の歌発表 さいたま在住、京都との懸け橋に

京都府和束町の歌「天空の言の葉」を発表した歌手の石野ゆうこさん=さいたま市浦和区

 さいたま市在住の歌手石野ゆうこさんが、京都府和束町のイメージソング「天空の言の葉」を発表した。シンガーソングライター桜田マコトさんとの2人組で生み出された楽曲には、茶畑が広がる同町の景色が歌われている。石野さんは「歌を通じ、さいたまと京都とを結ぶ懸け橋となりたい」と話している。

 石野さんは川口市出身。高校時代から歌手として活動し、アニメ「クレヨンしんちゃん」のエンディング曲「しんちゃん音頭」などを歌うほか、ナレーションや司会、歌唱指導も行っている。

 「天空の言の葉」は、和束町長の依頼を受けて制作された。同町は京都府南部に位置し、人口は約4千人、町の面積の約75%が山林で、宇治茶の主産地として知られている。

 作詞を担当した石野さんは、同町を初めて訪れた際の印象を「見渡す限りの茶畑で、まるで時が止まっているかのよう。この風景を歌にしたいと心の底から思いました」と話す。歌詞には「和束川」や「鷲峰山」といった同町の自然が登場し、人々の息吹の中、それらが古くから変わらず受け継がれる様子を表現している。

 「歌には言葉を超えて人の心に呼び掛ける力がある」と話す石野さん。かつて認知症の祖母を介護していた時、自分の名前も忘れ、会話する力を失った祖母が最後まで自分の意思で声に出せたのは、童謡「さくらさくら」の一小節だったという。

 石野さんは「この歌が、聞く人が故郷を誇りに思い、忘れかけたものを取り戻せるような歌になれば。子どもたちが歌ってくれるとうれしいです」と笑顔で話している。

 「天空の言の葉」は、インターネット( http://tenkuno-kotonoha.com/ )で配信されている。

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