2017年12月18日(月)

<風俗店火災>ごみ置き場が火元か、非常口も激しく燃える 県警や消防が現場検証、性別不明の遺体は男性

 男女4人が死亡したさいたま市大宮区の性風俗店(ソープランド)火災で、火元は2階南側のごみ置き場付近だった可能性があることが18日、捜査関係者への取材で分かった。県警や消防はこの日から現場検証を開始。店の関係者から事情を聴くなどして、詳しい出火原因を調べる。

 県警によると、亡くなった4人のうち、性別不明だった1人は男性だったことが新たに判明。ほかの女性2人と男性1人については司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒とやけどだった。女性2人は従業員とみられる。県警は遺体の身元確認を進める。

 消防によると、ビルは3階建て(約170平方メートル)で1、2階に接客用の部屋が各5部屋ずつあり、3階は客の待合室と女性従業員の休憩室があった。2階南側にごみ置き場があり、2階と3階の南側が激しく燃えていたという。

 さいたま市消防局は当初、店の出入り口は北側1カ所と説明していたが、南側にも非常口があったと修正した。ただ2階と3階の南側が激しく燃えていたため、避難には使えなかった可能性がある。

 県警によると、現時点で事件性を疑わせるものは見つかっていないが、県警は事件性も視野に、捜査を進める。

 市消防局は昨年6月に行った立ち入り検査で、避難経路に障害物があることを指摘。店側は速やかに是正したというが、出火時の状況は判明していない。火災報知機などは設置されているが、スプリンクラーの設置義務はないという。

 詳しい状況を調べるため、県警と消防はこの日午前から、現場検証を実施した。

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