2017年12月1日(金)

駅前シンボルの木、伐採しないで…住民ら署名活動 大宮公園駅前で建設を計画する東武鉄道「残すのは困難」

駅前シンボルのヒマラヤスギを残し、計画の再考を求める住民の署名活動が始まる=さいたま市大宮区寿能町の大宮公園駅前

 さいたま市大宮区寿能町の東武野田線大宮公園駅周辺の6自治会は、同駅前で東武鉄道が進める高齢者福祉施設の建築計画を見直すよう、同社に求めるための街頭署名活動を始めた。駅前にあるヒマラヤスギの伐採計画があることから、駅周辺の景観を損なわないために、地元住民はヒマラヤスギを残してと訴えている。

 東武鉄道は、同駅南側の同社所有地に、地上5階建てのサービス付き高齢者向け住宅などの建設を計画。駅前シンボルとなっている2本のヒマラヤスギのうち、東側の1本は計画地内にあるため、建設によって伐採か移植される可能性があり、同社広報部は「敷地内に残すのは困難」としている。

 同社は今年8月20日と10月15日に、駅周辺住民らに計画の説明会を実施。住民からは「沿線価値を落としてしまう」「周辺の風致地区の価値を損なう」「周辺道路が狭くて危険、交通の混乱が予想される」「周辺住民への説明、協議が極めて不十分」などとして、計画の再考を求める声が上がっていた。

 住民グループは「今回の問題は、駅周辺地域だけの問題ではなく、さいたま市民全体に関わる。過去の住民、将来の子どもたちに関わる歴史的な問題」と話し、ヒマラヤスギを残し、大宮公園・盆栽村への玄関にふさわしい駅前広場の景観整備と、施設建設計画の見直しを求めている。寄せられた署名は同社社長宛てに提出するとしている。

 住民グループは12月2日、3日の午前10時から午後4時半まで、同駅前で署名活動を行う予定。

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