2017年8月3日(木)

全国でも珍しい地名、川口の「鋏(はさみ)」…由来は謎 理容店は笑み「いい場所で営業」

信号の交差点名にもなっている「戸塚鋏町」

 8月3日は語呂合わせから「ハサミの日」。川口市には全国でも珍しい「鋏(はさみ)」の字を使った地名がある。「戸塚鋏町(とづかはさみちょう)」。市内東部、越谷市に近い地域だ。

 以前は「大字戸塚字鋏(おおあざとづかあざはさみ)」だったが、昭和55年10月の区画整理終了後に「戸塚鋏町」になった。市内を走るコミュニティバスの停留所には「戸塚鋏」がある。

 市文化財課によると、鋏は明治時代には小字(こあざ)として使われていたが、由来は分からない。川口といえば鋳物が有名だが、盛んだったのは金山町周辺で戸塚鋏町の辺りは農村地帯でハサミを作る場所ではなかったという。

 戸塚鋏町で理容店を営む安藤昇さん(80)は「この辺りは農家とか植木屋が多くてハサミを使っていたという話を聞いたことがある」と話す。安藤さんは22年ほど前、理容店がJR川口駅前から移転することでやって来た。当時、その職業と地名から「『いい場所に行ったね』なんて言われたよ」と笑っていた。

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