2017年6月15日(木)

新駅「ふかや花園駅」秩父鉄道が18年開業予定 近くにアウトレット

新駅「ふかや花園駅」について発表した深谷市の小島進市長(右)と秩父鉄道の大谷隆男社長=14日午後、熊谷市曙町の秩父鉄道本社

 秩父鉄道(本社・熊谷市、大谷隆男社長)と深谷市は14日、深谷市黒田の永田―小前田駅間に新駅「ふかや花園駅」を整備し、2018年10月20日開業を目指して今月中に着工すると発表した。

 総事業費は約4億円で、20年10月以降に開業予定のアウトレットモールを核とした花園インターチェンジ(IC)拠点整備事業を進める深谷市が、全額を負担する。花園IC拠点地区を訪れる人の交通手段のほか、花園小学校に通う児童たちなど、周辺住民の交通利便性向上も期待されている。

 ふかや花園駅は、今年4月1日に開業したソシオ流通センター駅に次いで秩父鉄道37番目の駅。面積は389・35平方メートルでホームは110メートル。鉄骨平屋で、コンコースの出入り口にひさしを設けた切り妻屋根が特徴的なデザイン。駅舎から駅前広場にスロープを設けるなどバリアフリーに対応している。

 今後、花園IC拠点整備事業の進展状況に合わせて、統一的なデザインを採用していく方針。

 乗降客数はアウトレットモール開業後、来場者全体の約1割を占める年間約64万9千人となる見通し。熊谷、羽生駅に続く3番目の客数となり、同社は年間約3億円の増収を見込んでいる。また、ピーク時の時間帯や時期に合わせて、急行列車とSLパレオエクスプレスを停車させる方向で調整を進めている。

 花園IC拠点整備事業は当初、19年3月末までの開業を目標としていたが、周辺の交通整備計画が遅れて20年10月以降にずれ込んだ。農地転用については、深谷市が今年3月から土地区画整理事業として県と協議中で、本年度中に許認可の申請手続きを行う。

 大谷社長は「創業120周年の節目を前に今回、請願されてできるのは大変光栄なこと。花園IC拠点整備事業として周辺の市町にとっても波及効果が大きく、期待も高い。発展や価値の創造を目指し、市の協力を頂きながら行っていきたい」と語った。

 小島進市長は「市内の新しい駅は地元としても喜ばしい。アウトレットはあくまでも手段であって、秩父や県北地域の大きな発展のきっかけになればと期待している。秩父鉄道と連携を組み、今後も進めていきたい」と話していた。

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