2017年3月14日(火)

強風下、河川敷で火災…就業中の社員ら消火 深谷市消防本部が感謝状

大谷消防長(前列左から3人目)から感謝状を贈られたコーラゴーキンの小浦社長(同4人目)と社員ら=深谷市上敷免の市消防本部

 火災の延焼を適切な初期消火で食い止めたとして、深谷市消防本部(大谷政春消防長)は、市内の自動車部品製造業「コーラゴーキン」に感謝状を贈呈した。

 市消防本部によると、2月17日午後7時ごろ、深谷市中瀬の利根川右岸河川敷で、枯れ草など約4万3千平方メートルが燃える火災が発生。当時は北西約15メートルの強風が吹いており、現場から約200メートル離れた土手を挟んだ住宅街の手前に飛び火した。

 火は伐採木に燃え移ったが、就業中だった同社の社員ら12人が、社長の指示で会社から飛び出して消火。バケツリレーや消火器で食い止め、約25平方メートルを焼いただけで済んだ。

 同社は河川敷から高さ約5メートルの土手を挟んだ南側にあり、一歩間違えば大きな火災となっていた。3、4年前にも同じような火事が近くで起きており、火事が起きると高ぼうきを持って土手に行くことが習慣となっていた。普段から社内の消防訓練や消防分署の人を呼んだ講習会なども行っている。

 社長の小浦利一郎さん(47)は「慌てずにチームワークでやってくれたみんなに感謝している」と話した。

 大谷消防長は糸魚川市の火災を引き合いに出し、「もし深谷でも同じようなことが起きたらどうしようかと思っていたところだった。火事は現場にいる人がいかに行動をしてくれるかによって、小さいもので済むかが変わってくる。素早い行動で大事にならず、非常に感謝している」と話していた。

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