2016年2月28日(日)

八潮の神戸山口組幹部宅に弾痕…対立する山口組犯行か 近くに幼稚園

拳銃の弾が撃ち込まれたとされる住宅の2階で現場検証を行う捜査員ら=28日午後、八潮市西袋

 27日午後8時45分ごろ、八潮市西袋で発砲音があり、神戸山口組系組幹部方から銃弾の痕が見つかった。県警は分裂に伴い対立する指定暴力団山口組による犯行の疑いもあるとみて、草加署に40人態勢の特別捜査班を設置、警戒を強めている。けが人はいなかった。ほかに神奈川県内では27日未明、山口組系の関連建物にトラックが突っ込んだほか、東京都内でも神戸山口組系組員が襲撃される事件があり、県警などは関連を見据え捜査する。

 県警によると、27日午後9時20分ごろ、匿名の男性から「八潮市内の民家付近で発砲音がした」と県警本部に通報があったという。発砲音があった住宅2階の壁2カ所に銃弾が撃ち込まれた痕があった。発砲した容疑者が逃走したとみて、目撃情報を収集するなど調べている。

 現場は東武スカイツリーライン谷塚駅の北約2・5キロの住宅や工場、畑が点在する地域。近くには小学校や幼稚園がある。

 昨年8月27日、国内最大の勢力を持つ山口組が分裂し、新たに神戸山口組が生まれた。警察庁のまとめによると、神戸山口組の構成員・準構成員は昨年末時点で6100人と、山口組(1万4100人)、住吉会(7300人)に次ぐ3番目の勢力とされる。

 分裂から半年ほどがたつが、山口組と新勢力の神戸山口組が勢力拡大を目的に対立。各地で傷害事件などのトラブルが相次いでいる。双方は水面下で切り崩し工作を続けている。

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