2015年2月13日(金)

大宮駅東口再開発ビル、NHK移転を辞退 商業施設誘致へ

 さいたま市は12日、大宮駅東口再開発で、大宮区大門町2丁目中地区(約1・4ヘクタール)に計画中の複合ビルへの移転をNHKさいたま放送局(浦和区)が辞退したことを明らかにした。同日の市議会まちづくり委員会で報告した。市が指導する再開発準備組合は、同放送局が入居予定だった東棟1〜3階部分に商業施設の誘致を進めており、本年度中に再開発事業の組合設立、2017年度着工、東京五輪が開かれる20年夏までの完成を目指す。

 関係者によると、代替の商業施設を展開する事業者として、既に数社から参入の打診があったという。そのうち東京都内の不動産会社が最も有力視されている。

 NHKさいたま放送局によると、東日本大震災後に策定した3カ年計画で、同局が災害時に東京の放送センターの機能を補完する首都圏の取材、電送拠点に位置付けられ、単独施設が望ましいとの結論に達したという。同局は局庁舎が老朽化しており、早期に新しい候補地を選定したい意向だが、現状は白紙という。

 市大宮駅東口まちづくり事務所によると、NHK側は1月26日、移転辞退の申し入れ書を提出。さいたま放送局は10年5月、再開発ビルへの移転構想を発表していた。

 複合ビルは地上約90メートル、18階建ての西棟と、10階建て高さ約60メートルの東棟などからなる。西棟には業務、公共、商業の各施設が入居。東棟は公共施設が入ることが固まっている。

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