埼玉県でもじわじわと薬物汚染が市民社会に広がっている。低年齢層や女性の乱用も目立つ。県内唯一のリハビリ施設、「埼玉ダルク」でも相談や小中高校からの講演依頼が急増。十月からは川越少年刑務所での薬物再犯防止教育の活動も始まった。だが、資金不足など懸案も多い。来年から始まる障害者自立支援法の下で、自治体からの補助金の予算措置がどうなるのかいまだに決まらない。不安を残しながら二度目の年の瀬を迎えた埼玉ダルクを追った。

【4】 母になる乱用者 社会的サポート急務
【3】 寂しさ紛らわせたい  女性や低年齢層にも
【2】 やめられず、深みに  入院、リハビリで回復
【1】 仲間   支え合う唯一の場所

 ダルク=Drug Addiction Rehabilitation Center(薬物依存リハビリテーションセンター)の頭文字を取った略称。薬物依存症者の社会復帰のためのリハビリ施設で、薬物を止めたい人のサポートとケアをする。活動の柱は、回復のためのプログラムで行うグループミーティング。

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