【第3部】番外編II

 さまざまな曲折を経たが、「虐待」の定義を初めて明文規定したほか、「何人も児童に対し虐待をしてはならない」と明記。虐待が「児童の心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与える」−とうたうなど、重要な内容を盛り込んだ新法は難産の末、抵抗をかいくぐって誕生した。
 昨年九月に始めた本連載第三部は、子どもへの虐待防止や虐待を受けている子どもの救出を迅速・的確に行うには現行法では限界がある−との視点で続けてきた。
 番外編は、その一応の締めくくりとして今年一月から新法成立に至るまでの舞台裏などを報告。併せて三年後の法改正に向け、残された課題を考える。

(小宮純一)

 =第百四十六国会での審議をリポートした「番外編I」は一九九九年十二月に連載=

5点セットの武器 3年後には見直し (2000.06.04)
迅速・的確名初期対応 問われる機関連携 (2000.06.03)
児相は「パンク」寸前・下 福祉職採用を停止 (2000.06.02)
児相は「パンク」寸前・上 土曜開庁に基盤を (2000.05.31)
親権の一部一時停止 不十分な新法条文 (2000.05.30)
幻の法案 表舞台でせめぎあい (2000.05.29)
全国児童相談所調査 親権停止8割望む (2000.05.28)

新立法が持つ意味 抜本検討へ道開く

(2000.05.27)

及び腰の法改正 部下過労死を覚悟

(2000.05.26)

与党、足並みそろわず 揺さぶり工作活性化

(2000.05.25)

最低防衛ライン 緊急避難だった決議

(2000.05.24)

児童虐待防止法成立 抵抗かいくぐり誕生

(2000.05.23)