家族内で虐待を受け、保護者と分離された子どもたちなどが暮らす児玉郡児玉町金屋の民間児童養護施設「桑梓(そうし)」で、理事長兼施設長の男性が入所児童らに暴力などの権利侵害行為を行っている、との複数の匿名による訴えが苦情処理機関の県運営適正化委員会にあり、県と同委員会が緊急立ち入り調査を行った。
 理事長は小中学生五人に殴る、けるなどの暴力を加えたほか、「出て行けるものなら出て行け」などと発言した上、具体的な児童自立支援施設名を挙げ「措置変更もある」などと脅した、とされる。理事長は埼玉新聞の取材に暴力など事実関係を大筋で認めた。

(小宮純一)

体制一新し再スタート 権利侵害あった県内2児童養護施設 (2005.05.23)
「桑梓」が下山氏を解任 施設長虐待発覚の児童養護施設 (2005.05.13)
“身内”かばう構造潜む 児玉の「桑梓」で新たな虐待発覚 (2005.03.14)
理事長、5歳児にも暴力 立ち入り調査直後に (2005.03.10)
児童養護施設内虐待で初シンポ 14日、さいたま市で (2005.03.02)
下山理事長が辞任 職員として残留示唆 (2005.03.01)
理事長代理が辞任 美里町教育長 (2005.02.23)
下山氏は退職を 職員有志が要望書 (2005.02.08)
下山氏解任を決定 理事会、「再建委」設置焦点に (2005.02.05)
下山氏の解任を県に要望 埼児協会長「再建委員会設置を」 (2005.02.01)
緩慢な県の対応 認可調査不十分で躊躇か (2005.01.27)
理事長、事態を過少報告 県、近く勧告の方針 (2005.01.24)
理事長、引責辞任の意向 県養協、外部評価委新設へ (2004.12.25)
県養協、理事長から事情聴取へ 県養協、緊急施設長会議 (2004.12.24)
養護施設理事長の懲戒権乱用認定 県運営適正化委 (2004.12.22)
児童養護施設でまた虐待 理事長が暴力、暴言 (2004.12.20)

ニュースの詳細は埼玉新聞でどうぞ。購読申し込みはこちら
フリーダイヤル 0120-633-888

saitama-np.co.jpの記事・写真の無断転載を禁じます。
日本の著作権法並びに 国際条約により保護されています。
Copyright 2004-5 The SaitamaShimbun