子ども虐待 家族間暴力の現場から

:::::関連リンク:::::

【第5部】
児童虐待防止法・児童福祉法改正を追う(上)

 連載第5部は、開会中の通常国会で審議されている児童虐待防止法・児童福祉法の2法改正の行方を追う。

15 児童福祉司の配置 国際的に極めて貧困
14 児童福祉司の仕事 心身の危機の中で
13 対面での安全確認 「時限規定」明記せず
12 中央会議設置の提案 自民の反対で削除に
11 「権利条約」との落差 司法は関与に消極的
10 改正案、衆院を通過 議員と自治体に責任
9 防止法改正案の死角 審議に時間割けず
8 49項目の修正要望 実効性ある法改正を
7 法律2本立ての弊害 総合的施策に発展せず
6 児相と警察の連携・協力 専門性あれば十分可能
5 岸和田に偏重した報道 警察の介入、見逃す
4 防止法改正案決まる 警官立ち入り権は除外
3 総選挙の余波 出遅れた野党側作業
2 縦割り対応脱却へ 常設国家機関創設を
1 歴史的な首相答弁 「省庁・党派超え対応を」

 議員提案となる児童虐待防止法改正案(同青少年問題特別委員会)と、政府提案の児童福祉法改正案(衆院厚生労働委員会)の審議を同時に行う「連合審査」を探る動きもあったが、現段階ではそれぞれの単独審議が有力だ。

 4月25日投開票の衆院統一補選、参院選(6月24日公示・7月11日投開票)という今後の政治日程からみて、児童福祉法改正案の審議は5月にずれ込む可能性が高い。

 現行法で不足している点をどこまで補い、子どもの命と心身の安全、そして家族機能を再生させるための支援をどこまで保障する法制度に変わるのか―全国の関係者が、かたずをのんで2つの法改正作業を見守っている。

 (小宮純一)

【第4部】

15 2法改正案の行方は 通常国会が開会
14 燃え尽き症候群続出 児童相談所への通告急増
13 権利擁護の視点欠落 少年法は厳罰化
12 皮相な子ども観超え 法改正全国ネット始動
11 知恵の限り尽くして スピード成立の裏側
10 せめて議事録に残せ 不満残し、衆院通過
9 評論でなく、行動を 一昼夜の総力戦
8 ギリギリまで粘ろう 最終盤の攻防
7 市民も総力を結集 新法成立前夜3
6 野党側は徹底抗戦 新法成立前夜2
5 及び腰の自民党中枢 新法成立前夜1
4 世論が議員を後押し 自民、歩み寄り
3 叱咤激励路線の中で 立法への経過
2 予防へ打つ手尽くす 厚労省の発言
1 3年間の英知集めて プロローグ

 厚生労働省は昨年末、○四年度予算案発表に際して「児童福祉法改正案を次期通常国会に提出する」と明言した。議員提案となる児童虐待防止法改正案と併せ、全国の関係者が二つの法改正を注視している。関係者が英知を集めたこの三年間の動きと、直前の状況を報告する。 (小宮純一)

【第3部 〜番外編U〜】

 さまざまな曲折を経たが、「虐待」の定義を初めて明文規定したほか、「何人も児童に対し虐待をしてはならない」と明記。虐待が「児童の心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与える」−とうたうなど、重要な内容を盛り込んだ新法は難産の末、抵抗をかいくぐって誕生した。
 昨年九月に始めた本連載第三部は、子どもへの虐待防止や虐待を受けている子どもの救出を迅速・的確に行うには現行法では限界がある−との視点で続けてきた。
 番外編・は、その一応の締めくくりとして今年一月から新法成立に至るまでの舞台裏などを報告。併せて三年後の法改正に向け、残された課題を考える。(小宮純一)

1 児童虐待防止法成立 抵抗かいくぐり誕生
2 最低防衛ライン 緊急避難だった決議
3 与党、足並みそろわず 揺さぶり工作活性化
4 及び腰の法改正 部下過労死を覚悟 
5 新立法が持つ意味 抜本検討へ道開く
6 全国児童相談所調査 親権停止8割望む
7 幻の法案 表舞台でせめぎあい
8  親権の一部一時停止 不十分な新法条文
9  児相は「パンク」寸前・上 土曜開庁に基盤を
10 児相は「パンク」寸前・下 福祉職採用を停止
11 迅速・的確名初期対応 問われる機関連携
12 5点セットの武器 3年後には見直し

=第百四十六国会での審議をリポートした「番外編I」は一九九九年十二月に連載=

【第3部 〜番外編〜】

1 1カ月間の攻防戦
2 NGO活動の成果
3 ピンチヒッター
4 「第4号所長」の発言
5 自主的選択
6 貧困な発想に抗して
7 「パンク」発言の深層

 連載第三部番外編として、この一カ月間の動きの舞台裏などを報告する。同時に、虐待から子どもを救い出し、心身の健康と安全を回復・保障するための法制度の姿を考えていく。(小宮純一)

【第3部】

 連載第三部は、虐待されている子どもの命と体、そして心の安全を確保するための「親子分離」をめぐって、司法判断が求められたケースを追う。併せて、現行法制度の問題点や、司法や捜査の内部で、子ども虐待がどう受け止められているかについても報告する。(整理部・小宮純一)

1 北風の中
2 やけどで入院
3 方針変更
4 28条申し立て
5 却下の審判決定
6 「抗議」の意見書
7 家事審判の落とし穴 
8 「いたずら」の深層 
9 緊急の再入院
10 栄養失調
11 再申し立てへ
12 生かされた教訓
13 敗訴をバネに
14 家族が与えるトラウマ
15 「危機介入」の3原則
16 ネットワークのあり方
17 被虐待児へのメッセージ
18 28条申し立ての視点
19 注目集めた判決
20 逆転する視座
21 元家裁判事に聞く(上)
22 元家裁判事に聞く(下)
23 ホームページ事件
24 動き出す法改正

【第2部】

1 目撃情報
2 カラー写真
3 「お仕置き」
4 内縁生活
5 泥んこを嫌悪
6 未熟な大人
7 心の傷
8 コントロール欲求
9 児童福祉司
10 検 証
11 削られた予算

 厚生省は昨年十月、全国百七十四カ所の児童相談所を対象に九七年度の子ども虐待の対応について初の実態調査を行った。結果は近く発表されるが、児童相談所が受理しながら死亡した事例についても集計される。
 連載第二部は、県内で起きた優ちゃんの虐待死事件を追い、初期対応の問題などを考える。 (小宮純一)

【第1部】

1 実刑判決
2 そっぽ
3 同級生夫婦
4 すれ違い
5 婚外子
6 他人の子
7 孤独感
8 帰宅を決意
9 後 悔
10 小児精神科医に聞く

 虐待で死亡する子どもたちが増えている。名古屋市の民間団体「子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」(CAPNA、祖父江文宏代表)が、新聞データベース検索と全国約二十の虐待防止団体に情報提供を依頼して調べた結果、九六、九七年の二年間で全国で少なくとも百九十人の子どもが死亡していることが分かった。うち埼玉県では九六年七人、九七年五人の計十二人が死んでいる。
 連載第一部では、ことし県内で起きた虐待死事件を追う。 (小宮純一)


連載indexへ】 【Web埼玉トップへ戻る

ニュースの詳細は埼玉新聞でどうぞ。
購読申し込みは0120-633-888またはこちら。
saitama-np.co.jpの記事・写真の無断転載を禁じます。
日本の著作権法並びに 国際条約により保護されています。
Copyright 2004 The Saitama Shimbun