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クリスマス、お正月まであと少し。その笑顔が一年で最も似合う時期に、小さな子どもが、また虐待で命を落とした。二〇〇三年十二月七日夕、実父から電気コードを押し当てられ感電、やけどを負わされ意識不明の状態が続いていた朝霞市膝折町四丁目の岡本彩華ちゃん(生後四カ月)が十二日午後、死亡した。体には数週間前のものとみられる骨折も確認されており、継続的に虐待を受けていた疑いもある。管轄の所沢児童相談所や市児童福祉課は情報を把握できていなかった。一方、低出生体重児のため、事件の十六日前には市保健センターが育児援助相談で自宅を訪問したほか、事件の四日前には母親(34)と共に訪れた健診で、小児科医が全身を診るなど、子育て支援分野のスタッフは直接接触していたが、未然に防ぐことはできなかった。同市では母子保健の子育て支援機関と虐待防止機関が連携して虐待防止ネットワークをつくっている。だが、事件はそのすき間で起きた。どの自治体でも起こり得る構図。捜査を進める一方で、行政機関自らが分析と検証を行い、教訓を導き出し、共有化する必要がある。
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