株式会社右門(うもん)

店舗は全員女性で柔軟に対応

店舗運営、新商品に女性のアイデア活かす

一番街店の店長、菊地裕子さん(写真左)と町田明美社長(同右)

蔵造りの町並みが残る川越市の象徴、時の鐘。その隣、菓匠「右門」時の鐘店には、湯気を上げた蒸したてのまんじゅう「いも恋」を買い求める客が後を絶たない。右門の県内5店舗は、店長はじめ店員は全員女性。店内ディスプレイや新商品のパッケージ等にも女性店員のアイデアが活かされている。

社長を務める町田明美さんは「お客様は女性の方が多く、店員も女性にすることで、親しみやすくまた細やかな気配りや気づきがあるんです」と、明るい笑顔で話す。「社員は入社すると、皆長く働いてくれるんです。休みも特に多いわけではないのですが、社員一人一人の意識が高く、責任を持って仕事に取り組んでくれる。本当に安心して店舗を任せられます」と話す。

店長を任され、覚悟と働きがい

蒸したての「いも恋」を提供する時の鐘店の店長、畑川和子さん(写真中央)と町田明美社長(同左)

町田さんは「女性は結婚、出産、親の介護等で退職せざるを得ないこともある。けれども、またぜひ戻ってきてほしい。自分もそうだったからよくわかる」と、自らの体験を振り返る。「社員一人一人の事情はその都度考え、会社で支えてあげたい。零細企業だからこそ、柔軟に対応ができる。してあげたいことがたくさんある」と優しい口調で話す。

時の鐘店の店長、畑川和子さんは店長となって10年目。暖かく包み込むような人柄で、接客が好きで、同社の販売の正社員募集に応募。いきなり店長を任されたという。「やるしかない、と覚悟を決めたが実際に働き始めると、スタッフ全員が女性で気持ちが楽。働きがいがあり、ずっと続けたい」と話す。

居心地良く、やりがい感じる

一番街店の店長、菊地裕子さんは店長となって6年目。結婚して間もないしっかり者で、てきぱきと指示を出し、自分より年上のパート従業員からも一目置かれている。「居心地がよく、やりがいがある。子どもができたら育休制度を利用し、また店長として戻りたい」と話す。

町田さんは「各店長の人柄がそのままお店の雰囲気に反映されている。責任も重く感じているでしょうが、皆、力を限りなく発揮してくれている」と語った。

会社概要

会社名 株式会社右門
所在地 川越市石田171ー2
電話 049−226−2771
創業 1957年
資本金 1000万円
代表者 町田明美
事業内容 和菓子製造販売
従業員数 102人(男性18人・女性84人)