株式会社スリーオー

事業拡大で女性の適性活かす

ノベルティから名刺にシフト

「細かい仕事も多く、女性に向いている」と話す本宮紀美社長

大手企業の社員の名刺をほぼ専門に請け負って作成するスリーオー。草加市に本社を置き、従業員9人は全員女性だ。

本宮紀美社長が都内で起業し、創業28年になる。祐天寺から秋葉原と本社移転し、9年前に草加市に移転した。「都内への通勤が大変になってきたので、自宅がある草加市に自社ビルを建てて戻ってきた」と話す。

事業の始まりは企業の野球部のノベルティグッズや公衆電話ボックスの消臭剤などの販売だった。「関東中の公衆電話で使われた。ずいぶん沢山買ってもらった」と話す。

細かい作業に女性の力発揮

草加市内のオフィスで作業に集中

街中の公衆電話の数が減るとともに、同社は名刺作成の仕事を請け負い始める。持前の明るさと、コミュニケーション力で、受注はどんどん増えていった。今では名刺作成が業務の大半を占める。

1年間で14〜15万件の名刺作成を扱うが、繁忙期と閑散期と差が激しい。「組織替えなどが生じる3月から7月が忙しく、10月から2月頃までの仕事が少なくなる時期をどう乗り越えるかが課題」と話す本宮社長。

「オペレータは細かい仕事も多く、女性の方が向いている」と、従業員は全員女性だ。入社して11年になる沖野由江さんは「仕事が集中する時期はとても忙しく、納期に合わせるのが大変。でも、ものづくりが好きなので、この仕事は自分に向いている」と話す。入社3年目になる田所幸枝さんも「黙々と作業するのが好き。働きやすい職場」と話す。

明るさと気配り、長年の秘訣

「社長は見たままの人。チャキチャキしていて元気がいい」と社員は口をそろえる。「人を雇っている責任があるので、自分自身の健康には気を使っている。以前はゴルフや水泳をしていたが、今は温泉に行くくらいしか時間がない。毎朝梅干しとりんごを食べ、25年くらい続けているのが健康の秘訣かも」と本宮さんは笑う。

「社訓は『本気』。一生懸命本気でやって、駄目だったら諦める」と潔い。豪快に笑い飛ばす明るさと、「お世話になった人を忘れずに、ご縁を大事にしている。バレンタインは100個」という気配りに、長年続く秘訣が垣間見える。

会社概要

会社名 株式会社スリーオー
所在地 草加市神明1−8−2
電話 048−930−3033
創業 1988年
資本金 1000万円
代表者 本宮紀美
事業内容 名刺作成ほか
従業員数 9人(女性9人)