株式会社シバタホーム

地元で仕事と育児を両立

建築士会女性メンバーが活躍

模型や木材の見本を見せながら説明する芝田容子さん

ときがわ町の慈光寺で、2015年11月に埼玉版ウーマノミクスプロジェクト連携企画として、埼玉建築士会女性委員会による「第3回家政学」の講座が行われた。事前準備などに奔走したメンバーの一人、シバタホームの芝田容子さんは「参加者にすごくよかったと言ってもらえたのが何よりうれしい」とほほ笑む。

講座では同町在住の手漉き和紙職人、谷野裕子さんによる紙漉き体験と講演を開催。芝田さんが同じ町内で以前から知り合いだった谷野さんを紹介して企画が実現、都幾川公民館での公開講座も盛況だった。


活動通し、知識と人脈広がる

「設計図はお客様に分かりやすいように、立体的にした模型を作る」と話す芝田容子さん

知り合いの建築士から勧められたのをきっかけに建築士会にも加入した芝田さん。比企支部の女性会員は5人で、支部の女性委員会委員長を務めることになった。「建築士会が何かもよく分からないうちに委員長になった。大先輩方と知り合いになれて、色々と教えて頂き、知識も人脈も広がった」と感謝する。

「すべて安心・安全な呼吸する材料で作りたい」と、自宅を無垢の木など天然素材を使う工法で設計し、谷野さんの手漉き和紙も障子や天井などに使用した。NHK番組で紹介されたこともあるという。

仕事にやりがい、子育て励みに

大学では経済学を学んでいた芝田さん。アルバイトがきっかけで設計に魅力を感じて卒業後、建築士になるため専門学校へ。実家は工務店だったが、創業者である父は、当初は大反対だったという。

2級建築士の資格を取得し、結婚後、妊娠中に1級建築士の1次試験、2次試験は3度目のチャレンジで合格した。「精神的にも肉体的にも辛い3年間だった。子育てしながらは大変だったが、励みにもなった」と振り返る。

建築士の仕事はやりがいもあるが「生みの苦しみ」も大きい。「お客様の要望をきいて、潜在意識にある希望をくみ取っていく。寝ても覚めても図面のことを考える」

最近、保育園に通う娘が「建築士になりたい」と言い始めた。「嬉しい。頑張っている甲斐がある」と喜んだ。

会社概要

会社名 株式会社シバタホーム
所在地 ときがわ町西平2173
電話 0493−67−0826
創業 1981年
資本金 1000万円
代表者 芝田隆美
事業内容 一級建築士事務所、建築請負業、リフォーム業、不動産仲介業等
従業員数 8人(男性3人・女性5人)