積田冷熱工事株式会社

信頼に応え女性の力発揮

女性の現場職も積極的に採用

「大きな仕事がとれると思わずガッツポーズ」と話す金子真由美さん

さいたま市浦和区の積田冷熱工事は、1968年創業の空調などの設備工事会社。男性中心の業界には珍しく、先代社長の時代から女性の現場職も積極的に採用していた。「女手一つで父を育てた祖母の姿を見て、昔から女性の力はスゴイと父も私も常々話していた」と積田鉄也社長。女性の採用には特に迷いや戸惑いはないと話す。

営業職の金子真由美さんは入社9年目。入札案件などの書類を作成し、申請に出向く。全く違う業種の職場から転職、最初は上司について歩いて仕事を覚えて行った。営業先でも男性ばかりだったが「人見知りなんてしていられない。自分からどんどん入っていく。女性の営業は珍しいから覚えてもらいやすい」と、笑顔で軽快に話す。

職場の皆でカバー、安心感が活力に

積田社長(右)と打ち合わせをする金子さん(左)と吉川さん(中央)=さいたま市浦和区の積田冷熱工事本社

今は中学生になった子どもが幼いころは、よく熱をだして職場に遅刻や早退することも多かったという。「社長に相談するといつも『大丈夫だから』といってくれた。その言葉に安心し、職場のみんながカバーしてくれたので仕事を続けられた」と感謝する。

経理・総務担当の吉川奈津子さんは入社7年目で2児の母。経理の仕事の経験はなかったが、再就職して「建設業の複雑な経理に慣れるまで必死で学んだ。会社は子どもの行事などを優先していいという方針で、安心感が活力をくれた」と話す。

長く働けるよう支援と人材育成

2人は正社員としてフルタイムで働く傍ら、学校のPTA役員も引き受けている。積田社長自身がPTA会長の経験があり、「子どものことで休むのも大切。2人の仕事ぶりは慎重かつ丁寧で、信頼している。建設業は特殊な知識が必要で、誰でもすぐにというわけにいかない。長く働いてもらえるよう支援していきたい」と応援している。

年に一度の社員旅行もほぼ全員参加。「会社の雰囲気を明るく盛り上げてくれるのは女性の力」と、積田社長は大いに期待を寄せている。

会社概要

会社名 積田冷熱工事株式会社
所在地 浦和区元町2−18−13
電話 048−886−8311
創業 1968年
資本金 3000万円
代表者 積田鉄也
事業内容 空調・給排水衛生・太陽光発電の設備設計、施工など
従業員数 27人(男性25人・女性2人)