石山商工株式会社

初の女性営業部員、気配りと負けん気で

トップの提案で、初の女性営業部員に

「人との出会い、つながりが営業の醍醐味」と語る松本久枝さん

エンジ色のメガネに紺のスーツ姿でさっそうと現れた松本久枝さんは入社10年目。「女性ならではの視点を営業に活かしたい」という石山洋一社長の提案から、建設資材卸売などを手掛ける同社初の女性環境デザイン営業部員として採用された。

この道半世紀というベテラン男性営業マンに2年間同行し、みっちり仕込まれた。昔ながらの営業手腕の良い所を取り入れつつ、自分のスタイルを作り上げていった。

「女なのにやっていけるのか」という視線も、持ち前の負けん気に火をつけた。「見た目で判断するなら結果で返す」と胸に誓ったという。

誠実に、気配りが光るセールス

石山佳代子部長(右)と打合せをする松本久枝さん(左)

常にお客様の立場になって商品の提案をし、時には「他のお店の方がお安いですよ」と勧めることもある。「自分がお財布を痛めるとしたら、と考えてしまう」と松本さん。

「本当にこの営業スタイルでいいのか」と何度も振り返った。そんな誠実さが顧客から信頼され、得意先から可愛がられるようになっていった。

「営業は男性という枠を外してくれたのが松本さん。今では男性社員も一目置く存在です」と上司の石山佳代子部長は評価する。

現在、松本さんは某金融機関の県内支店を一手に任されている。取引先での会議に出席することもあるが、大抵は紅一点。顔をすぐ覚えてもらえる利点もあるが、会議での発言に注目も浴びる。また、病院関係もしかり。先方から聞かれる前に、途中経過の細かい報告も欠かさない。そんな気配りが光るセールスが喜ばれている。

人との出会い、人脈広がる

石山社長に連れられ同業他社の会合に出席し、人脈も広がっている。「人との出会いやつながりが営業の醍醐味」と松本さん。

信条にしているのは悪口を言わないこと。「言霊(ことだま)っていいますよね。発する言葉はいつか自分に跳ね返ってくる」と話す。

愚痴をこぼしたり、悪口は言わないと決めた時から、出会う人の言葉も変わり、関わる人も変わった。「すべてを丸で返してくれるようになりました」と微笑んだ。

会社概要

会社名 石山商工株式会社
所在地 熊谷市問屋町4ー2ー7
電話 048−524−5581
創業 1879年
資本金 3000万円
代表者 石山洋一
事業内容 建設資材卸売業、建設業ほか
従業員数 35人(男性28人・女性7人)