株式会社八廣園

やる気があれば男女の区別なし

入社4年目、地下足袋姿で現場で活躍

「高いところは怖くない」と話す伊藤美都希さん

街路樹が並ぶ大通り、ヘルメットに地下足袋で10mの枝木をバッサバッサ切り落とす伊藤美都希さん。動きやすいように冬でも素手で作業する姿はたくましい。入社4年目で中型免許、小型車両系(整地等)、小型移動式クレーン、高所作業車、玉掛け、街路樹剪定士、造園技能士二級、刈払機、チェンソーなど多くの資格を持つ。

好きな仕事、積極的にチャレンジ

クレーン車をリモコンで操作しながら枝を切る伊藤さん

伊藤さんの仕事は公園や庭園など、公共の緑地を整備するため樹木の剪定、伐採、植栽などで、ほぼ毎日、朝から夕方まで悪天候でも現場に出る。

20m以上の木に登って作業することもあり、危険とは隣り合わせだ。「高い所は怖くない。落ちてケガしたこともあるけど、木を切っている時が何よりも好き。」と笑顔で話す。現場では早く馴染めるよう積極的に動き、自分からコミュニケーションをとるよう心掛けている。次の目標は現場責任者の資格取得。難関の国家資格に挑む。「力では男性に勝てないけど、うまく機械を使ったりしながら、いろいろな仕事にチャレンジしたい」と話す。

長く勤務し、職人の技を

緑豊かな新潟で生まれ育った伊藤さん。「いつからか、自然や植物に関わる仕事に就きたいと思っていた」造園に関する専門分野を学んで就職活動をしたが、女性という理由で敬遠する企業が多いと感じたという。

伊藤さんの採用を決断した渡邉進社長は「やる気があれば男女関係なく雇用し、どんな仕事も任せたい」と力を込める。社長自ら現場に出向き、指導をしたり資格取得のバックアップもしている。

伊藤さんが入社する以前にも、女性を何人も採用したが皆、結婚を機に退職してしまったという。渡邉社長は「職人の技は経験によって磨かれる。長年の仕事の中で、女性ならではの視点を生かし、奥深い“わび”“さび”の世界も学んで欲しい」と願う。結婚後も産休や勤務時間短縮など、柔軟な勤務内容で対応し、長く働き続けて欲しいと考えている。

会社概要

会社名 株式会社八廣園
所在地 川口市西立野187
電話 048−296−3311
創業 1947年
資本金 3000万円
代表者 渡邉進
事業内容 建造園工事業、土木工事業、建設工事業
従業員数 60人(男性56人・女性4人)