銅鉄商事株式会社

努力と生きかたで切り開く

女性の秘めた力に期待、現実の厳しさ

姿勢正しく、信念を語る坂田静江会長

「女性は八面六臂の目配り気配りで慎重安全安心作業、だから、3Kの作業現場にもっと女性が入ってくれれば」と話すのは、川口市で創業45年になる銅鉄商事の坂田静江会長。地下鉄南北線南鳩ヶ谷駅10分、市内を流れる芝川沿いの工業地域内にある同社は、金属屑全般廃材を仕入れて選別、切断、破砕、プレス等の中間処理加工し出荷する製鋼原料加工業と産業廃棄物一般廃棄物処理業者だ。

10年ほど前、ハローワークに女性の社員募集を出したところ、女性のみの募集は男女雇用機会均等法で差別にあたると注意され、女性の職種の幅を広げる難しさに直面した。法律の実効性に柔軟さがあったらと、残念がる。

CSRの元、社会から必要性と信用と信頼を根幹に

待機の運転手に声を掛ける坂田会長(左)

同社は坂田さんの夫が創業し、鉄需要が盛んな時代に事業は順調だった。坂田さんは専業主婦として3人の娘を育てていたところに、バブル崩壊時に社長が体調を崩し、万難をはいし経営者に大変身となった。暗中模索のなかからのスタートだった。機会を見ては勉強し、業界の先達に教えをこい、思考錯誤を繰り返し主婦と経営者を演じた。

経営の根幹としたのは「社会から必要とされ信用と信頼を得る」ということ。安全、福利、環境を整備し、ISO14001環境マネジメントシステムと、ISO18001労働安全衛生、ISO27001情報セキュリティーの世界規格の取得にも取り組んだ。環境産業としては、東京都産廃プロフェッショナル、フロン回収業、運送業、解体業者等の認定を取得している。

声掛けは心の窓口、3進法で若い世代へ、体験から伝える

社員との関係性については、お互い人として関係を作り出すには、男女の区別なく、求める事を、お互いに察知し合い築きあうことが良い人間関係の構築につながる。「社員一人一人の性格や考え方を考慮し、その人に合った働きやすさを模索し意見交換し、良い時間を持つことが良い結果を得られる。人生を生きるには、3つの道を見出すことです。見出すことにより進む道が開ける」と話す坂田会長。社員だけでなく、道に模索する人のための体験学習に参加する社会人たちにも伝授する。

会社概要

会社名 銅鉄商事株式会社
所在地 川口市朝日4−21−38
電話 048−222−4568
創業 1971年
資本金 1900万円
代表者 桑原昭治
事業内容 金属中間加工業
従業員数 9人(男性7人・女性2人)