飛鳥DC川口株式会社

夢かなえ、後輩たちのロールモデルに

高校時代の憧れ、教習所の指導員に

「若い女性が自分も指導員になりたいと言ってくれるのがうれしい」と話す中村由里さん

川口市内唯一の自動車教習所、飛鳥ドライビングカレッジ川口で教習指導員として働く中村由里さん。指導歴24年のベテラン指導員だ。小学校5年生の長女を筆頭に3人の子どもを育てる働く母でもある。

高校時代、16歳でバイクの免許を取得した中村さん。18歳になるとすぐに自動車の運転免許も取得した。距離的にも時間的にも、活動範囲が大きく広がるバイクや車の運転が大好きだという。

免許を取るために通った自動車教習所で「当時、指導員は厳しくて怖かったけれど、楽しく、自分を大きく成長させてくれた。教習所の指導員に職業として憧れを感じた」と話す。

人当たりの柔らかさ、女性指導員が人気

女子学生に笑顔で指導する中村由里さん(写真手前)

高校を卒業後、指導員になりたいと都内の教習所の門を叩いたが、教官には年齢が21歳以上という条件があると知らされる。諦めずに教習所に社員として入社した。

年齢条件を満たすと早速、教育を受けて資格を取得、今の職場に指導員として就職した。近年は若者の車に対する興味が以前より低下し、女性の指導員は人当たりの柔らかさで人気があるという。

営業課マネージャーの武士大輔さんは「当教習所の女性指導員は現在3人。資格取得を目指して勉強中の女性も2人いて、夏までに倍の人数になる予定。さらに採用、育成したい。若者にクルマの楽しさをもっと伝えていきたい」と話す。自分で車の免許が欲しいから、というよりも就職に備えてや親や祖父母から費用は出すからと言われて通い始める教習生も多く、女性指導員への期待は大きい。

子育て配慮で公休日を選択制に

勤務は公休日が毎回変わるシフト制。子育て中の中村さんは会社の配慮もあり、小学校の保護者会など学校行事にも参加できるよう希望休でシフトを組んでもらっている。

中村さんの休みは中身が濃い。スイミングスクールや軟式野球など子どもたちの習い事に、車で送り迎えをする。車内での会話は毎週の楽しみのひとつだ。自分自身も地域のソフトボールチームに入り、試合にも出場する。地域とのコミュニケーションも大切にしている。

そんな中村さんの姿を見て、若い女性事務職員たちも後に続く。「21歳になったら資格を取って、自分も指導員を目指したいと言ってくれる」と、うれしそうに目を細めた。

会社概要

会社名 飛鳥DC川口株式会社
所在地 川口市川口2−17−5
電話 048−288−2210
創業 1962年
資本金 995万円
代表者 川野繁
事業内容 自動車教習所
従業員数 70人(男性54人・女性16人)