埼玉新聞ゴルフNEWS

県ジュニアゴルフ女子 高1岩井が初V(15〜17歳の部)

〔2018年6月7日付本紙〕

15〜17歳の部でプレーオフを制し初の栄冠に輝いた岩井千怜

 〈5日・石坂GC=6185ヤード、パー72、出場=64人〉

 高校生42人が参加した15〜17歳の部は、岩井千怜(埼玉栄高1年)が4アンダー、68で並んだ岩崎美紀(埼玉栄高3年)とのプレーオフを制して、初優勝を飾った。2オーバーの74で高橋幸(埼玉栄高3年)が3位に入った。

 中学生22人が争った12〜14歳の部は、斎藤華音(草加中3年)が2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で2年ぶり2度目の頂点。トータル77で並んだ中沢瑠来(朝霞二中3年)と森田彩音(越谷光陽中3年)はマッチングスコア方式により2位が中沢、3位が森田となった。

 トータルがスコアが並んだ場合、1位はプレーオフで決定。15〜17歳の部の2〜5位、12〜14歳の2、3位はマッチングスコア方式、以下は同順位。

■「限界へ」PO制す

 トータル68が並ぶハイレベルな戦いとなった15〜17歳の部は、1年生の岩井が初の栄冠に輝いた。後半に6バーディー、ノーボギーで30とビッグスコアを記録した勢いそのまま、同じ埼玉栄の3年岩崎とのプレーオフを制し、岩井は「自信はすごくあったので楽しくできた」と満面の笑みを浮かべた。

 11番(パー4)からの4連続バーディーは圧巻だった。「とにかく一つバーディーを」と11番で宣言通りバーディーに沈めると、12番(パー5)の3打目では、30ヤードのアプローチをピンそば1メートルにつける好ショットで波に乗った。「自分の限界を試そうとわくわくしながら打てた。でも初めての30でびっくり」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 高校生になって「感謝しきれないほど支えてくれる人がたくさんいることに気付いた。その人たちのために、結果で恩返ししないと」と意識が高まり、さらに練習に身が入るようになった。「記録より結果を追求していく。(来季は)ヨネックスレディースの決勝に残りたい」と今後の成長に期待が高まる。

■正念場、精神面に課題/準Vの岩崎

準優勝の岩崎美紀

 15〜17歳の部の昨年女王の岩崎はプレーオフで屈した。プレーオフの1番(パー5)で約3メートルのバーディーパットをカップに蹴られ「負けたなぁって思った」とがっくりとかがんで悔しがった。

 安定感のあるショットにパットも好調でうまくかみ合っていた。最終9番(パー4)は「ここで決めたら優勝かプレーオフまでいける」と思っていたバーディーパットを沈め、トータル68の4アンダー。文句なしの好スコアだった。

 「石坂でアンダーパー」と定めたこの日の目標をクリアし、イーブンパーで優勝した昨年よりスコアは四つ伸ばした。それでも届かなかった連覇に「決めたい場面で決められるメンタルが足りなかった」と分析し、「未熟な部分が分かって、いい試合になった」と前向きに捉えた。

■後半復調、精度に悔い/3位の高橋

3位につけた高橋幸

 トータル74で3位だった高橋は、「スコアは悪くて納得していない。でも高校生最後の年に入賞できたのは良かった」と複雑な心境を語った。

 トータルアンダーを目指していたものの前半は3ボギーで39。「後半こそアンダーに入れよう」と切り替え、35にまとめた。18番(パー4)でドライバーが右へ曲がってしまったが、そこからピンそば2メートルにつけバーディーを奪い、耐え忍んだ。「後半になってパターが良くなった。精度をもっと上げたい」と課題を挙げた。

15〜17歳
 (1)岩井 千怜(埼玉栄高) 68(38、30)
 (2)岩崎 美紀(埼玉栄高) 68(35、33)
 (3)高橋  幸(埼玉栄高) 74(39、35)
 (4)佐久間朱莉(埼玉平成高)74(36、38)
 (5)吉野 早紀(埼玉栄高) 76(38、38)
 (6)木村 美霞(埼玉平成高)76(36、40)
 (7)遠藤まりの(埼玉栄高) 77(38、39)
 (8)和田 純怜(正智深谷高)78(42、36)
 (8)田所美沙樹(埼玉栄高) 78(39、39)
(10)牟田  遥(埼玉栄高) 79(41、38)
(11)山崎 珠杏(埼玉栄高) 80(41、39)
(11)山村 真鈴(日大二高) 80(42、38)
(13)鈴木 優芽(埼玉栄高) 81(41、40)
(13)相場 彩那(埼玉栄高) 81(41、40)
(15)加園 美波(埼玉栄高) 83(42、41)
(15)大嶋さらさ(秩父高)  83(41、42)
(15)清水 璃乃(埼玉栄高) 83(41、42)
(18)安藤 百香(埼玉栄高) 84(45、39)
(19)西田 希穂(埼玉平成高)85(43、42)
(19)小林 可奈(正智深谷高)85(44、41)
(19)吉田  珠(埼玉栄高) 85(47、38)
(22)太田 未来(埼玉栄高) 86(44、42)

県ジュニアゴルフ女子 斎藤、2年ぶり栄冠(12〜14歳の部)

〔2018年6月7日付本紙〕

■鍛錬結実、抜群の寄せ

トータル75で12〜14歳の部で優勝した斎藤華音

 ショットがさえ、トータル75でまとめた斎藤が12〜14歳の部で2年ぶりの頂点に立った。規模の大きな大会での優勝はその時以来で「久しぶりに優勝できてうれしい」と満面の笑みだ。

 抜群だったのは11番と14番(ともにパー4)。11番のティーショットは右のファーストカットだったが、2打目のピッチングで約50センチに寄せ、バーディー。14番はフェアウエーど真ん中から6番アイアンでグリーンを狙うと「打った瞬間、いいなと思った」と好感触。2段グリーンの坂で戻ってピンそば50センチまで寄り、二つ目のバーディーを決めた。

 精度の高いショットはハーフショットの練習が実った成果。「同じテンポで同じスイングで打てるようになった」と実感している。ミート力が上がり、正確な球が打てるようになっていた。

 一方で、2〜5メートルのバーディーパットをなかなか沈められず、3パットは3度とパットに苦しんだ。「後半はノーバーディー。パットが決め切れなかった」と自覚している。しっかりと課題も持ち帰った。

■優勝熱望、力みで失速/準Vの中沢

2打差で2位となった中沢瑠来

 昨年4位だった中沢はインスタートの前半を37でまとめたが、力みから後半アウトで40とスコアを落とし、惜しくも準優勝に終わった。「去年は3位入賞できなかった分、今年は優勝したかった」と唇をかんだ。

 それでも「去年は一つボギーを出すと、その後も引きずったまま打つことが多かったけど、今日は切り替えられた部分もあった」と成長を実感する。3番(パー4)でボギーをたたいてしまうが、4番(パー4)ではピンまで残り50センチのセカンドショットで、バーディーに沈めた。

 5歳から子供用のクラブで遊び始め、小学5年生の時に初めて大会に出場した。しばらく結果を出すことができず、悔しい思いから奮起した。「だんだんと上位に入れるようになったからこそ、そろそろ優勝したい」と向上心を燃やした。

■強気のパット、裏目に/3位の森田

3位の森田彩音

 12〜14歳の部の森田はトータル77で2位の中沢と並んだが、マッチングスコアカード方式で3位に終わった。「バーディーパットが1個も入らなくて」とノーバーディーの内容に表情が曇る。強気のパットが裏目となり、カップのそばをことごとく通り過ぎた。

 得意のショットでも7番(パー3)は「バンカーからホームラン」、9番(パー4)も「引っ掛けて池に入れてしまった」とダブルボギーを二つ。出だしからパープレーを続けていただけに簡単なミスがもったいなかった。

12〜14歳
 (1)斎藤 華音(草加中)      75(38、37)
 (2)中沢 瑠来(朝霞二中)     77(40、37)
 (3)森田 彩音(越谷光陽中)    77(40、37)
 (4)小林 夢果(さいたま大宮東中) 80(41、39)
 (5)斉藤 里奈(さいたま城北中)  81(44、37)
 (6)谷口 槙梨(埼玉栄中)     82(44、38)
 (6)吉村 悠菜(入間東町中)    82(43、39)
 (8)藤代 成実(八潮中)      83(40、43)
 (8)黒木 優香(入間藤沢中)    83(42、41)
(10)渡辺 海里(埼玉栄中)     85(42、43)
(11)中島千奈都(埼玉栄中)     87(42、45)
(12)金田季来々(開智中)      88(46、42)
(12)室原好乃実(さいたま八王子中) 88(47、41)
(14)中野 桜羽(坂戸住吉中)    91(47、44)
(14)時田 咲希(川越霞ケ関中)   91(47、44)
(16)川畑  萌(埼玉栄中)     92(45、47)
(17)稲葉 桜空(上尾中)      93(47、46)
(18)太田 絵梨(埼玉栄中)    102(51、51)
(19)下原さくら(入間藤沢中)   106(51、55)
(20)金本 紗来(埼玉栄中)    107(54、53)
(21)西田 優希(川越霞ケ関中)  110(59、51)
(22)山本 杏樹(さいたま土呂中) 125(69、56)