埼玉新聞ゴルフNEWS

県ジュニアゴルフ男子 栗原、貫禄の連覇(15〜17歳の部)

〔2018年6月6日付本紙〕

トータル71で15〜17歳の部2連覇を果たした栗原悠宇

〈4日・石坂GC=6730ヤード、パー72=出場95人〉

 高校生60人が参加した15〜17歳の部は栗原悠宇(埼玉栄高2年)がアウトスタートの前半37から後半インで34とスコアを伸ばし、参加者で唯一のアンダーパーとなるトータル71で2連覇を達成した。2打差の2位に本間一太(埼玉栄高2年)が入り、3オーバーの75で佐久間怜央(埼玉平成高3年)が3位だった。

 中学生35人が出場した12〜14歳の部は柏俣結生(東松山南中3年)が4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパーで初の栄冠に輝いた。相原涼汰(行田中2年)が2オーバーの74で2位。昨年覇者の平野誠一(行田中2年)も75で3位に滑り込んだ。

 トータルスコアが並んだ場合、3位まではマッチングスコアカード方式を採用。4位以下は同順位。

■好環境、感覚に磨き

 15〜17歳の部は2年生の栗原がトータル71で2連覇を達成。「狙っていたのですごくうれしい」と笑顔がはじけた。

 関東ゴルフ連盟の指定強化選手として週1回、石坂GCで練習していて、今大会2日前も本番の距離を想定しながら回り、「良い環境を用意してもらっている以上、負けたくなかった。グリーンがかなり速くなっていたけど、感覚が残っていた」とうなずいた。

 6番(パー5)でダブルボギーをたたいてしまうが、引きずらずに修正。170ヤードの7番(パー3)で1打目をピンの5メートル手前につけ、バーディー。前半を37で折り返した。「インの方が易しい。インで伸ばせれば」とペースを崩さず、ピンの位置が難しかった最終18番(パー4)もバーディーパットを沈め、後半を34にまとめた。

 5月中旬からスイングを改造し、「まだ微妙。ティーショットがうまくいかなかった」と反省も忘れていない。9日の国体予選に向け、「アンダーパーを出して国体のメンバーに入りたい」と気持ちを入れ直した。

準V・本間、復調示す好発進

2打差の73で2位となった本間一太

 「滑り出しが大事。集中していた」と好スタートで波に乗った本間が15〜17歳の部で2位に入った。550ヤードの1番(パー5)。2打目を右のラフから3番ウッドでグリーンを攻め、残り20ヤードのアプローチを沈めてイーグル発進した。

 続く2番(パー4)でも2打目をピン右奥3メートルの位置につけてバーディーを獲得。5〜7番で3連続ボギーとしたが、後半はボギーの15番以外をパーでまとめた。アウトスタートの1組目で早々とホールアウトし、終わってみればトップと2打差の大健闘だった。

 昨冬からショットの調子を落としていた姿を見てきた埼玉栄高の橋本監督も「復調してきた」と目を細める。本間は「練習で一打一打しっかり打った成果。もっとアイアンの精度を上げていきたい」と力を込めた。

3位・佐久間、後半ミスに「悔しい」

3位につけた佐久間怜央

 昨年7位だった佐久間がトータル75で3位に入った。「後半ミスが出た。満足いく結果ではなかった」と悔しさをにじませた。

 昨年11月からイップスで悩まされていたパターの感覚を取り戻したのは大きな収穫だった。17番(パー5)では4メートルのパーパットを沈め、「握り方を変えたり、新しい練習器具を取り入れたりして頑張ったかいがあった」と安堵(あんど)の表情。「次はショットのパーオン率を上げたい」とさらなる向上を誓った。

15〜17歳
(1)栗原悠宇(埼玉栄高)71(37、34)
(2)本間一太(埼玉栄高)73(36、37)
(3)佐久間怜央(埼玉平成高)75(39、36)
(3)遠藤りお(埼玉栄高)75(38、37)
(5)山田真輝(埼玉栄高)76(38、38)
(5)村尾優一(埼玉栄高)76(38、38)
(7)広川雄大(正智深谷高)77(38、39)
(7)大和久高志(埼玉栄高)77(40、37)
(9)井坪佑介(埼玉栄高)78(40、38)
(9)竹野入光希(埼玉栄高)78(41、37)
(9)水沼勇太(松伏高)78(37、41)
(9)鈴木隆太(埼玉栄高)78(39、39)
(9)松本優人(埼玉栄高)78(43、45)
(14)寺辻真生(正智深谷高)79(42、37)
(14)細川和広(埼玉栄高)79(41、38)
(14)池田洋介(埼玉栄高)79(41、38)
(14)中嶋翔生(埼玉栄高)79(41、38)
(18)片桐悠佑(埼玉栄高)80(39、41)
(19)佐藤飛鳥(埼玉栄高)81(41、40)
(20)佐藤翔太(埼玉栄高)82(40、42)

県ジュニアゴルフ男子 柏俣、圧巻の初V(12〜14歳の部)

〔2018年6月6日付本紙〕

■綿密なプレーで開花

12〜14歳の部で栄冠に輝いた柏俣結生

 奪った四つのバーディーはいずれもミドルホール。高精度のショットを披露した柏俣が12〜14歳の部で初優勝を飾った。「ショットとパットがうまくかみ合った。バーディーを多く取れたことが勝因」と試合後の分析も“緻密”だった。

 「よくラウンドさせてもらっている」という石坂GCはコースの傾斜まできっちりと把握。3番(パー4)で残り140ヤードの2打目をピン手前1・5メートルにつけてバーディーを獲得し、2オーバーで折り返した。10、11番(ともにパー4)で「得意なアイアンでセカンドが打てた」と連続バーディーを奪い、14番(パー4)でもピン奥から下りの1・5メートルパットを沈めてスコアを伸ばした。

 「武器はない」と謙遜しながらも、昨夏の練習ラウンド中に残り110ヤードからチップインイーグルを決めたピッチングウエッジは「構えたときからイメージが出る」と自信を持っている。

 ショートゲームを課題に挙げる15歳は「8月の日本ジュニアで優勝…は言い過ぎなので、優勝争いを」と目標設定も謙虚な姿勢を貫いた。

■準V・相原、若手パターが救世主

グリーンを狙う2位の相原涼汰

 12〜14歳の部で優勝を逃した相原は「あまりうれしくない。得意のアイアンがうまくいかなかったのが心残り」と反省の言葉が口を突いた。

 苦手なパターでカバーした。朝の練習ではあまり入らず、球の位置を体の正面から少し左に置き換えたことで調子が上がった。特に自身も納得するのが14番(パー4)。上り3メートルの難しいパットを真っすぐきれいに沈めた。

 小学3年次に父親の影響で競技を始めた。最初は遊び感覚だったが、その年に初めて出場した公式大会で3位入賞し「強くなりたいと思うようになった」。今では父の指導の下、毎日平日は3時間、週2日は自分で考えた体幹トレーニングをこなし、休日はコースを回っている。相原は「今年は全国大会で優勝したい」と力強く語った。

■3位・平野、苦戦も実力を証明

3位の平野誠一

 昨年王者の平野は連覇こそ逃したが、3位に入って実力を証明。アウトスタートの前半は出入りが激しく「バーディーの後にミスがきてしまった。もったいなかった」と苦しんだものの、後半はショットの乱れをアプローチでカバーしながら3オーバーでまとめた。

 3週間ほど前からショットの調子を落としていただけに「気の緩みがショットに出た」と反省。日本ジュニア出場を目標に掲げ「同じリズムで同じ球が打てるように」と向上心を燃やした。

12〜14歳
(1)柏俣結生(東松山南中)72(38、34)
(2)相原涼汰(行田中)74(38、36)
(3)平野誠一(行田中)75(38、37)
(4)東亜藍(熊谷大幡中)78(42、36)
(4)宮下優輝(埼玉栄中)78(41、37)
(6)清水拳斗(さいたま東浦和中)80(42、38)
(7)小暮春輝(所沢上山口中)81(40、41)
(7)古屋智史(熊谷荒川中)81(44、37)
(9)岡野正輝(川越富士見中)82(42、40)
(11)志村由羅(川越霞ケ関中)83(41、42)
(12)佐藤快斗(埼玉栄中)84(44、40)
(12)江尻隼人(滑川中)84(44、40)
(12)高橋幸生(朝霞五中)84(43、41)
(15)久留嶋三汰(埼玉栄中)85(40、45)
(16)柴原勇太(城北埼玉中)86(40、46)
(16)府川流士(越谷北中)86(47、39)
(18)小原啓希(狭山山王中)87(43、44)
(18)田中健心(吉川東中)87(46、41)
(20)渡辺大輔(埼玉栄中)88(45、43)