埼玉新聞ロゴ

企画特集−考えてみよう、水はどこから来るんだろう
首都圏の暮らしを支える、荒川の水

2017.8.26

荒川の上流、秩父生まれのたい平で〜す!

蛇口のレバーひとつで簡単に出てくる水、ありがたいですねえ。荒川の水はお隣を流れる利根川の水と力を合わせて、埼玉県と東京都の約1680万人もの暮らしを支えているんだって。

思えば、川の流量は季節や天気によって大きく変わるし、川の環境を守るためにも水が必要だね。暮らしの水を安定して確保するために荒川・利根川の上流にはたくさんのダムがあって、連携しながら上手に運用されている。限りある水資源を大切に使うために、ふだんから節水を心がけよう。

=埼玉新聞8月26日掲載=

生活にどれだけ水を使ってる?
節水のチャンスがあります!

荒川の水を利用するみんなの1日50リットルの節水は、彩湖の水深70cm分にもなるんだって

1人が1日に使う水の量は約290リットル(国土交通省「日本の水資源の現況」)。そのうち炊事、洗濯、トイレ、風呂で約9割を占めている。考えてみれば、そこには節水の大きなチャンスがあるってことだ。例えば、食器洗いは油分をふき取ってから洗えば、節水になる上に、下水処理の負荷を減らし、川をきれいにすることにもつながる。

水は、ダムの運用などで安定的に確保された限りある「資源」。常に節水を心がけよう。

完成20年を迎えた平地のダム
「彩湖」が守る首都圏の水

彩湖周辺は貴重な水辺空間として人気。実は、治水や利水の役割を果たし、暮らしを守っているんだね

外環道で荒川を渡ると眼下に広がる荒川貯水池「彩湖」。渇水時には貯めた水を飲み水として補給し、洪水時には川の水を取り込んで下流の水害を防ぐ「平地のダム」。完成して20年になるんだって。

併設された浄化施設は、下水処理水をさらに浄化して荒川へ放流して、その量と同じだけの河川水を飲み水として取水する仕組みにしているんだ。家庭からの雑排水も役立っているんだね。彩湖のはたらきは「彩湖自然学習センター」で学べるよ(無料)。

日本土木遺産「横堤」と広い河川敷

横堤が張り出しているのが分かる(平成19年9月台風9号)
県道27号に架かる御成橋を渡ると、右岸側の道路が「横堤」の上を走っていることに気づく。

糠田橋付近から笹目橋付近までの区間に、堤防から直角に川の方向へ張り出した堤防「横堤(よこてい)」があります。洪水の勢いを弱めて遊水効果を高めるもので、昭和初期に27本が築かれました。

例えば「川幅日本一」の標柱が立つ御成橋。日本一長い橋かと思いきや、実は横堤の上を道路が走っています。

「彩湖」記念カード!

彩湖完成20周年のアニバーサリーカード(限定)を、彩湖自然学習センターと西浦和出張所で配布しています。

荒川4ダムの貯水状況

荒川にある二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダム、荒川貯水池(彩湖)の貯水状況は右のQRコードからご覧いただけます。

 

荒川上流部近代改修が始まり、間もなく100年

荒川上流部の近代的な改修が、大正7年(1918年)に着手されてから、平成30年(2018年)で100周年を迎えます。

それに向けて荒川上流河川事務所は、荒川の治水・利水・環境等の歴史や役割を広く発信するとともに、過去100年の荒川の歴史を振りかえり未来につなげるための行事等を展開していきます。

PAGE TOP