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企画特集−「他人事じゃない 水害に備えて」
他人事じゃない 水害に備えて

2017.7.15

荒川の上流、秩父生まれのたい平でぇ〜す!

さて、カスリーン台風をご存じですか? 70年前の昭和22年9月に発生し、その影響で利根川や荒川が増水。荒川では現在の鴻巣市や熊谷市久下付近で堤防が決壊して大きな被害をもたらしました。

水害は遠い昔の話ではありません。わずか2年前、関東・東北豪雨によって鬼怒川堤防が決壊した出来事は衝撃的でした。さらに今月、記録的な豪雨に襲われた九州北部では、河川のはん濫や土砂崩れなどが相次ぎ、甚大な被害が出ています。堤防などでは防ぎきれない大洪水は必ず起こるものと、考えを改めなければなりませんね。社会全体で水害を「我がこと」と考えて、もしもの事態に備えましょう。

雨の季節、万一の事態に備えて防災情報の入手・活用法を紹介します。しっかり覚えて、早めの避難を!= 埼玉新聞7月15日付掲載 =

洪水ハザードマップ活用法
浸水したらどこへ避難する?

「洪水ハザードマップ」を知っていますか。川のはん濫などで浸水が想定される範囲と深さ、避難場所などが記載されている地図。市町村が作成して配布しているから、お宅にもあるはず。万一のときに取り出すのでは間に合わない。普段から家族みんなで避難場所やルートなどを話し合っておきたいね。国交省のサイトでも閲覧できるから、みなさんもいっぺん試してみてください。

川の防災情報の入手法
スマホ版もあって便利だねぇ

国土交通省はインターネットで「川の防災情報」を発信している。雨の状況や川の水位などを知れば、避難を判断するのに役立つね。スマホのGPS機能を使って、現在地周辺のレーダ雨量や、川の水位などがいち早く入手できる。また、荒川水系では携帯電話の「緊急速報メール」を活用して、洪水情報の配信も始まった。的確な判断と防災行動に生かそう!

1947(昭和22)年9月15日夜、カスリーン台風の影響で増水した荒川の堤防が熊谷市久下付近で決壊。濁流は利根川方面からの水をあわせてまちを飲み込み、埼玉と東京に未曾有の被害をもたらしました。

今、改修された傾斜の幅広い堤防をのんびりと散歩する人々が行き交います。「決潰の跡」碑は、その姿を静かに見守っています。

「決潰の跡」碑の地図をみる

水がピンチ!節水にご協力を

荒川水系にある4つのダムの貯水量は少雨の影響を受け、4ダム体制となった平成22年以降の同時期(7月10日現在)と比べ過去最低です。7月5日より取水制限を実施しており、平成9年3月以来、約20年ぶりとなります。節水にご協力をお願いします。(詳しくはQRコードから)

 

荒川上流部近代改修が始まり、間もなく100年

荒川上流部の近代的な改修が、大正7(1918)年に着手されてから、平成30(2018年)年で100周年を迎えます。

それに向けて荒川上流河川事務所は、荒川の治水・利水・環境等の歴史や役割を広く発信するとともに、過去100年の荒川の歴史を振りかえり未来につなげるための行事等を展開していきます。

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